パイオニアは、車載向けオーディオの新製品として、「グローバルシリーズ」のユニットサブウーファー「TS-W312S4」、ハイレゾ音源の再生に対応したチューンアップトゥイーター「TS-T930」、「Cシリーズ」のカスタムフィットスピーカー5機種・チューンアップトゥイーター2機種を発売します。
世界累計500万台突破のサブウーファーの国内向けモデル
「グローバルシリーズ」は、同社がすでに海外市場において「チャンピオンシリーズ」として展開しているユニットサブウーファーを、国内向けにしたもの。「チャンピオンシリーズ」は、北米で開催された音の大きさを競う音圧コンテストで優勝したサブウーファーのコンセプトを踏襲し進化させたシリーズです。世界的人気を誇り、世界累計出荷台数500万台を突破しています。
今回新たに発売されるTS-W312S4の特徴は、クリアで深みがあり、それでいてパワフルな重低音。入力された信号に対し忠実に駆動する軽量な「高剛性シームレスコーン」と、効率よく強度を高める「高強度IMPP大型ハニカムデザインセンターキャップ」をシームレスにつなげる独自構造を採用しています。
また、「グルーブ形状フレーム」の採用により、フレーム強度の向上に加え、不要共振を分散。さらに、大型磁気回路を支える「抱え込み構造ボトムバスケット」の採用により、大音量再生時の共振を抑え、歪みのないクリアな重低音を再生します。
さらに、効率よく磁束を高められる「2層プレート構造」により、一般的な1層構造のサブウーファーに比べ高いパワーを発揮します。高い放熱性を持ち圧巻の音圧を実現する「ダブルスタック大型マグネット」も採用。重低音に、パワフルで圧倒的な量感と、強い音圧を実現しました。
TS-W312S4の希望小売価格は3万3000円(税込)、発売時期は10月です。
澄み切った音を鳴らすハイグレードチューンアップトゥイーター
チューンアップトゥイーターのTS-T930には、パイオニアがカロッツェリアのRSスピーカーで培った独自技術や厳選された高品位パーツなどを採用。超高域までの極めて高い解像度で、空間への描写力と臨場感を高めています。さらに、専用設計された高品位クロスオーバーネットワークを採用することで、低域から超高域までの音が自然につながり、澄み切った高音と輪郭のくっきりとした音像を実現します。
また、高品位ハイパスフィルターを採用した専用インライン「クロスオーバーネットワーク」により、場所を選ばずに取り付けができるため、手軽に音質向上が図れます。純正スピーカーなどから簡単にシステムアップ可能です。
また、ダッシュボードに取り付けたトゥイーターの角度を変えられる「角度調整機構」を採用。高域の指向性をコントロールすることで中域の優れた音場感を実現しました。デザイン面では、トゥイーターの背面にまで剛性を高め高級感を演出する「しぶき塗装」を採用し、高音質スピーカーにふさわしいデザインに仕上げています。
TS-T930の希望小売価格は3万800円(税込)、発売時期は11月です。
歪みの少なさと指向性に優れる「Cシリーズ」
Cシリーズは、低歪みと指向性に優れた「Open & Smooth」をコンセプトしたシリーズです。空間描写力と臨場感を演出するハイレゾ再生にも対応し、充実した中域再生に加え、クラスを超えた臨場感を実現します。
今回発売されたカスタムフィットスピーカー5機種も、このコンセプトを踏襲。トゥイーターで中域まで再生することで車内での中域の減衰や乱れを解消し、充実した中域再生で目の前で演奏しているような臨場感を作り出します。
ウーファー部には、音量の変化に強い素材を採用した「コルゲーションエッジ」、より正確な反応を実現する2層構造「アラミドファイバーコーン」、高い磁束を獲得する「高性能磁気回路」、不要共振を徹底排除する高剛性の「アルミダイキャストフレーム」などを採用。大音量時にも質感の高い、充実した中低音を実現しました。
また、Cシリーズのチューンアップトゥイーターは、 大口径2.9cmバランスドドームダイアフラムトゥイーターによる歪みのないクリアな高音域再生が特徴。こちらも、先ほど紹介したTS-T930と同様、クロスオーバーネットワークにより、純正スピーカーなどからのシステムアップができます。
Cシリーズの新商品はオープン価格で、発売時期は11月となっています。
それぞれのアイテムは、人気の車内用通信システムに対応しているうえ、デザインがフラットで車内になじむ取り付けが可能です。車載オーディオのクオリティを上げたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。