もっと詳しく

よく耳にするチェンソートラブルといえばやっぱり「エンジンがかからない!」。そんなときは落ち着いて、ここに挙げた項目をチェックしてみよう。意外にあっさりと解決してしまうかもしれない。それでもダメなときは、チェンソー販売店に相談を。

 

check 1 燃料をチェックしよう

そんな初歩的な…と思うかもしれないが、実際「半年前に使って燃料を入れたままにしておいたらエンジンがかからなくなった」なんて例は少なくない。この場合、燃料の劣化や結露により適切な燃料ではなくなってしまっている可能性が高い。燃料を入れ替えて再チャレンジしてみよう。

 

check 2 エアフィルター、燃料フィルターをチェックしよう

エアフィルターが詰まるとエンジンへの空気の供給が不足し、燃料フィルターが詰まると同じく燃料の供給が不足して、最悪、エンジンがかからなくなる。それぞれゴミが詰まっていないかチェックし、必要があれば掃除または部品交換をして再チャレンジしてみよう。

 

check 3 キャブレターの設定をチェックしよう

キャブレターの設定がずれていると燃料が適正に供給されず、エンジンがかからない可能性がある。あらためて取扱説明書に書かれているとおりに設定してから再チャレンジしてみよう。

STIHL MS 170 C-Eの場合、取扱説明書に「アイドリングスピード調整スクリューを反時計回りにしっかり止まるまで慎重に回してから、時計回りに2回転回します」とあるので、そのとおりに調整スクリューを回す

 

check 4 スパークプラグをチェックしよう

エンジン始動の際、チョークを引いてキャブレターの空気通路を絞り、燃料を濃くすることで始動しやすくする。ただ、操作手順を間違え、チョークを引いたまま始動操作を繰り返したりすると、供給過多の燃料によってプラグの電極がびしょびしょに濡れ、エンジンがかからなくなることがある(この状態を「プラグがかぶる」という)。そうなってしまった場合は、プラグおよびシリンダー内部をしっかり乾かしてから、正しい操作手順で再チャレンジしてみよう。

*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます






写真◎門馬央典/アドバイザー◎相信武司(STIHL)