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今朝採り写真です。


紅葉の秋ですね。
我が家は房総半島の中ほどで、比較的温暖な地域ですが、今年は寒暖の差が大きいせいか、葉の色づきがよいようです。

今回は、弱った庭木についてです。
樹木が弱る理由は色いろありますが、
まずは、野生の樹木の生態の確認です。
野山に自然に生えた木々は中々枯れることがありません。
神社の杜の樹齢の古い大木には、様々な生物が同棲しています。
鳥が巣を作り、苔が生え、アリンコや様々な昆虫が這いずり回り、ネズミやリスが走り回ります。おサルさんも木の上で生活していますね。寿命が1000年を超えるものも珍しくありません。

 外国で、密林のジャングルの高木を調査したところ、数千種類の動植物がいて、生物の生態圏を形作っていることが解りました。

木は、生命に満ち溢れるゆりかごの役目をしていたのですね。

そんな樹木を自宅の庭に持ち込んで管理しようとすると、中々うまくいかないものです。
そこで、昨今の庭木として、マキや松、モミジ、柘植、つつじなど、比較的管理しやすい樹木が庭木として重宝されるようになりました。

しかし、熱帯の樹木は寒い場所では育ちにくいし、寒冷地の樹木も熱帯では、枯れてしまいます。
枯れないまでも実をつけなかったりします。
庭木を選ぶときには、近所の庭を見て、育ちやすい庭木を選ぶのがよいでしょう。

日本になかった外来種の樹木も環境に適合すれば育成できます。
今では多くの帰化植物が繁栄しています。

ところが、国際貿易の拡大で予期せぬ外来の昆虫が、貨物船と共に日本に上陸するようになりました。

松枯れをもたらす、マツノザイセンチュウという虫もアメリカが生息地です。
アメリカでは、松とマツノザイセンチュウは古くからの共生関係にあり、互いが滅ぶまで食べあったり毒で退治したりはしません。

アメリカの松にはこの虫への耐性があらかじめ備わっているのです。
日本の松もアメリカの松も同じ種類の松です。

はるか昔に松が日本にやってきたときには、この虫への耐性があったものと思います。
ところが何万年も経つうちに、その耐性能力が衰えてしまっていたのです。

ですから、日本の松はマツノザイセンチュウへの耐性能力を発揮できずに食べられてしまったのです。
マツノザイセンチュウは、松が餌です。
松が全滅したら、自分たちも餌を失います。

日本にやってきたマツノザイセンチュウも、心の中では、『松よ、枯れるな!!!!ょ~』と、思っているはずです。

【ナルナル菌で松の木が簡単に元気に回復するのは、松がナルナル菌群に触れることで、眠っていた耐性遺伝子が起こされる事であろうと推測しています。(筆者談)】

さて、最近、中国からの外来種のカミキリムシが街路樹を食い散らかして枯らしているというニュースが流れています。

NHKの記事は削除されることが多いのでコピペしときます。
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樹木食い荒らす外来種カミキリムシ 郡山で国内初確認
11月02日 06時17分

街路樹や庭木として全国に植えられている樹木を好んで食い荒らす外来種のカミキリムシが、国内では初めて、郡山市で見つかりました。
市内ではすでに街路樹が枯れて倒れるなどの被害が相次いでいて、専門家は車や歩行者に倒れかかるおそれもあるとして、早急に生息状況を調べ駆除する必要があるとしています。

国内で初めて見つかったのは、中国などが原産の大型のカミキリムシ「サビイロクワカミキリ」です。

郡山市の樹木医、安齋由香理さんが虫に食い荒らされた街路樹の幹を持ち帰り調べていたところ、ことし7月、茶色の羽に白のまだら模様のある見たことのないカミキリムシが現れ、森林総合研究所に依頼して調査した結果、国内初確認の外来種とわかりました。

「サビイロクワカミキリ」は、街路樹や庭木として全国で広く植えられているイヌエンジュなどの木を主な住みかとしていて、安齋さんの調査によりますと、郡山市内ではこの木が植えられている8つの通りのうち7つで、街路樹が食い荒らされる被害が確認されているということです。

このうち、郡山駅から西に7キロほど離れた通りでは、54本あるイヌエンジュのうち52本に被害が確認され、1本は枯れて倒れたほか、倒れるおそれが高い3本が伐採されたということです。

カミキリムシの生態に詳しい、森林総合研究所の加賀谷悦子穿孔性昆虫担当チーム長は「今回見つかったカミキリムシは、中国では『エンジュキラー』として知られていて、街路樹が倒れて車や人にぶつかるおそれがある。全国的に拡大しないよう、まずは被害エリアを特定し、状況を詳しく調べるとともに駆除方法を早急に決めて封じ込める必要がある」と話しています。

郡山市は「新しい外来種で情報があまりないため、専門家や住民などさまざまなところから情報収集したうえで、消毒などを行って、木を守る対応をしたい」としています。
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日テレニュース24 動画あり。

今後も、植物に害を与える外来昆虫が上陸するが増えるでしょう。
グローバル化した世界では仕方がない事なのでしょうね。

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写真は、昨年の10月にモミジの様子が悪いのでナルナルで治るかしら、と、
相談を受け、木更津のお客様のお宅を訪問しました。

庭の様子の来歴など周辺環境のお話を伺い、原因を探ります。
周辺の環境や日照、施肥などによって変化することがあるからです。

環境的には大きな変化はなさそうです。
土地の来歴にも問題はなさそうです。

昨年あたりから様子が悪くなったというので、木を観察すると、
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おかしい場所を拡大してみましょう。
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木の枝から髭のようなものが幾つも出ています。
これは、カミキリムシのような虫の(幼虫)が木肌に穴を穿って掘り進んだ木くずが固まって伸びた木くずカスでした。

葉の状態から、枝の内部が食われていると思い、枝を切ってみると、
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芯部に穴が開いて、しかも、水が溜まっている状態でした。
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木の内部に溜まった水を放置すると木を内部から腐らせる原因となります。
なので、ところどころに穴をあけて水を抜く処置をします。
すでに腐った部位を取り除く外科手術みたいなものです。

樹木の血管は外側の表皮に走っていて、表皮が守られれば木は枯れません。
木の年輪は木の内側から増えてゆくのではなくて、
外側に作られます。
年輪は中心に行くほど古くて、外側は最近作られたものです。

内部の材木部は、鉄骨みたいな骨で、腐って壊れても物理的に補強してあげればいいのです。
古い大木の内部は空洞化しているものが多いですね。
木は、外側がしっかりしていれば枯れません。

樹木が枯れる原因は多々あります。
土壌が原因のモンパ病もあります。
これは、土中の富栄養化と、腐敗が原因です。
土を掘ってドブのにおいがしたら、土壌が腐っています。
土壌が腐ると根が腐ります。肥料のやりすぎが主な原因です。

こういった時にはナルナル菌群が、土壌の腐敗を直して、同時に根っこを強くします。
今回のモミジにも、患部にナルナル菌を塗るように処置しました。

今年入った報告によると、元気を取り戻したようです。
よかったね、キリンさん。

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作業後に、囲炉裏で美味しい料理をたくさんいただきました。
ごちそうさま。
改めて御礼申し上げます。
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◇土耕菌ナルナルの詳細はホームページへ
http://www.narunaru.info/index.html
土壌菌についての解説しています。

◇モンパの被害が多発しています。
ナルナルで被害を最小限に食い止めましょう。
モンパ対策のページ
http://www.narunaru.info/monpa-1.html

◆ナルナルを購入する。
http://narunaru.shop-pro.jp/

◆FB土耕菌ナルナル【公式】
やや難しいことがリンクされてます。
https://www.facebook.com/%E5%9C%9F%E8%80%95%E8%8F%8C%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%AB-104645306300090/

◆ナルナル畑・農業交流会
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◆現代農業2016年10月号にナルナルボカシや樹木への効果等の記事が多数掲載されています。是非お読み下さい。
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