「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」は、2018年3月から連載された漫画で、2022年1月から冬アニメとして放送が決定しております。
今回は、先取りして原作マンガ「その着せ替え人形は恋をする」を読んだ感想をまとめることにしました。
その着せ替え人形は恋をする感想まとめ
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確かにコスプレは究極の着せ替え人形かもしれませんね。考えたこともなかったです。
主人公の五条新菜に対しては非常に親近感を感じる作品です。
もっとも、彼の人形趣味や衣装作成についてではなく、彼が自分の趣味を周囲に公言することができないこととそれにより友人関係が著しく狭まっていることににいてです。
自分にもいわゆるオタク的な趣味が現在もあるのですが。学生の頃はやはりそういったものを公表するのを恥ずかしがる気持ちが強かったことと、現代以上にそのような趣味に対する世間の理解が得られていなかったこともあり、同じような趣味の友人たち以外には積極的に公表することはありませんでした。
今の時代は、アニメ好きって言っても普通な文化になりつつありますが、昔はアニメ好き=オタクで世間のイメージは良くなったですもんね。
その上で、新菜のように自分自身の能力で好きな物に対する愛情表現ができることが非常にうらやましいとも思います。
それに、日本人形作成は伝統技能としても非常に高く評価されている技術であるので普通なら恥ずかしがる必要はないと思います。
それでもやはり隠したい気持ちが出てしまうのは彼がまだ高校生であることも原因の一つだと思いますが、それ以上に彼自身も自分の人形に対する愛情表現が過剰であることに気づいているからなのでしょう。
実際、事故とは言え落としてしまった人形の首にあそこまで謝罪をしている人をみたら、一般の人はかなり引いてしまうのは間違いないと思います。
ただ、新菜は非常に優しい性格でもあるようで、学校で友人がいないことを自分の唯一の身内でもある祖父が心配しないように気を使っているのは好感が持てます。
一方ヒロインの喜多川海夢ですが、彼女の気持ちの強さは非常に尊敬できるものがあります。
クラスメイトにカバンに着けていた人形をからかわれた時にも、人の好きなものをバカにするなと言い返しており、その後の会話でもこの件に関する応答が何度も行われていて、そのたびに彼女は自分の趣味に対して堂々としていることがわかります。
そして彼女の気持ちの強さと真剣さは自分の趣味に対してだけではないようで、普通なら嫌がる掃除当番をしっかりこなしたり、それを他のクラスメイトから押し付けられている新菜に対しても、自分の気持ちは自分のために表に出せと嗜めることができる強い少女です。
そんな喜多川さんの過剰すぎる愛情を表現する方法がコスプレになるのは納得いかなくもないですが、まさかそのジャンルがエッなゲ―ムっていうのは高校生が主人公の作品としては笑えてしまいます。
アニメにもなっているようなので一応セーフということなのでしょう。
新菜にしても自分の趣味を知られてしまった弱みもあるかもしれませんが、それ以上に喜多川さんのキャラクター愛の強さと、衣装作成能力の残念さを理解して手を貸してしまうのはやはり優しいのでしょう。
その着せ替え人形は恋をする/ヌル女2:黒江雫🪡
コスプレ衣装がんばったので見てほしい😭✨#池ハロ2021 #着せ恋 pic.twitter.com/qYxovi3ewL— Kipi (@kipi_84) November 2, 2021
本作を通して実際に衣装を作る人やコスプレイヤーたちが裏でどの様な苦労と満足感を味わっているのかが伝わり、コスプレという趣味がより多くの人たちに認知されるようになるとうれしいです。
まとめ
アニメ化のPVを見る感じ、かなりクオリティも高そうなので、アニメも期待出来そうです。
【コスプレ】
Twitterの広告でよく見るアレ pic.twitter.com/38KkC6A9TT— てんちょ@次回冬コミ (@takeshi69_ROCK) November 3, 2021
2021年の冬のコミケは、2年振りに開催されるみたいなので、コスプレに興味を持った方は、コスプレイヤーの方を撮影することが出来る機会もありそうですね。
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