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シンプルなウッドデッキ作りをベースに、作り方の基本を学ぶ本企画。最後はデッキにあると便利な、フェンス、ベンチ、ステップと+αの機能の作り方を伝授!

今回製作したフェンス&ベンチつきのデッキ。広さは幅5400×奥行2790mm。これを例に製作手順を解説する

 

ウッドデッキのフェンス

フェンスは思わぬ荷重がかかる部分。基礎から支柱を立ち上げて強度があるものを作ろう。

 

フェンスはあらかじめ仕上がり高さを決めて作る

フェンスはデザイン的に楽しめる部分だが、もたれかかったり、子どもが遊ぶことがあったり、意外と力がかかるところなので十分な強度を持つ構造にしたい。

第1回の記事の構造図のように基礎からフェンスの支柱を立ち上げるのがベストだ。基礎からフェンス支柱を立ち上げるときはフェンスの仕上がり高さをあらかじめ決めておくこと。

今回、製作したウッドデッキではベーシックにフェンスの板を横張りした。

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フェンス支柱は施工後にカットしてもOK

フェンスの高さが定まらないときは長めに切り出した支柱を基礎から立ち上げるといい。床板施工後にバランスを見て、好みの高さに切断する。切断するときは丸ノコやノコギリを使う。

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ウッドデッキのベンチ

ウッドデッキにベンチを作りつけておくと新たに椅子を準備しなくてすみ、スペースを有効活用できる。

 

ベンチを作りつけることでフェンスの強度がアップする

ウッドデッキにベンチが作られていると、新たに椅子を置かずにすみ、スペースを有効活用できる。フェンスがあるならその支柱を利用してベンチを作るのがおすすめ。フェンスを背もたれに利用できるし、フェンスの強度もアップするので一石二鳥だ。ウッドデッキ作りにチャレンジするならもうひと踏ん張りして、ぜひベンチを製作してみよう。

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デッキ完成後にフェンスなどを作るときは支柱固定金具が有効

ウッドデッキ完成後にやっぱりフェンスを作りたい、となったときは支柱固定金具を使うといい。デッキ床面に支柱固定金具を接合し、そこに柱を立てるだけ。

支柱固定金具。ホームセンターや通販サイトなどで1000円前後で売られている

 

ウッドデッキのステップ

一般的な住宅の掃き出し窓に合わせてウッドデッキを作ると、1、2段程度のステップが必要になる。

 

ステップを作って庭からの出入りも快適に

一般的な住宅の掃き出し窓の前にウッドデッキを製作すると高さは約500mmになる。庭からデッキに出入りするときはステップが必要だ。ステップの段差(蹴上げ)の目安は150mm程度なので、1、2段のステップになる。

DIYで作るならデッキにステップを組み込んだデザイン(デッキと同じ要領でステップを作れる)か側板に踏み板をつけた側桁階段がおすすめ。今回製作したウッドデッキではデッキに組み込むことにした。

【根太伏せ図】*単位はmm

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DIY向きのステップ側桁階段

側桁階段はシンプルな作りでDIYしやすいステップ。側板には2×10材など幅が広い材を使用する。デッキ本体に側板を合わせて、適切な角度を割り出し、側板をカットする。そこに踏み板受けと踏み板を接合していけばできあがり。

腐食予防のため、側板の下にはレンガや石材などを敷いておくこと

写真◎佐藤弘樹、福島章公/イラスト◎丸山孝広

木村博明 Hiroaki Kimura

今回のウッドデッキのデザイン・施工を担当したのは木村グリーンガーデナーの代表(写真左)。SOU・SOUのウェアを身にまとって作業するおしゃれな庭師。モダン和風なガーデン施工に定評がある。「TVチャンピオン 極」(テレビ東京系)のガーデニング王決定戦で優勝。写真右は蔭山さん。親方である木村さんの指示を受け、テキパキと木材の切断、接合を担当。