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菅義偉首相の退陣意向表明を受け、共同通信社が4、5両日に実施した全国緊急電話世論調査で、次の首相に「誰がふさわしいか」と聞いたところ、河野太郎規制改革相が31.9%でトップだった。石破茂元幹事長26.6%、岸田文雄前政調会長18.8%が続いた。自民党議員7人を挙げた質問。4位以下は野田聖子幹事長代行4.4%、高市早苗前総務相4.0%、茂木敏充外相1.2%、下村博文政調会長0.6%の順となった。

自民党支持層で見ると河野氏が37.1%で、石破氏の23.3%、岸田氏20.7%を引き離した。

新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中での総裁選実施を「容認できる」は53.5%、「容認できない」が43.3%だった。次の首相に何を最も望むか尋ねると「国民への説明能力」36.3%、「リーダーシップ」28.4%が多かった。

菅首相の退陣意向表明について「退陣は当然だ」が56.7%、「退陣するべきではなかった」が35.3%。首相による約1年間の新型コロナ対応を「評価する」と答えたのは40.4%、「評価しない」は56.3%だった。

菅内閣の支持率は30.1%で8月の前回調査から1.7ポイント下落し、自民党が2012年に政権を奪還して以降の最低を更新した。不支持率は7.9ポイント増の58.5%と、菅内閣で最も高くなった。

5日閉幕の東京パラリンピックが開催されて「よかった」は69.8%、「よくなかった」は26.3%だった。開催をきっかけに障害者との共生が「深まると思う」は67.1%、「深まると思わない」は29.3%だった。

次期衆院選の比例代表の投票先は自民党43.4%、立憲民主党17.3%、共産党5.7%、日本維新の会5.6%、公明党5.2%の順だった。

政党支持率は自民46.0%、立民12.3%、公明3.8%、共産3.6%、維新4.3%、国民民主党0.8%、社民党0.9%、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」0.2%、れいわ新選組0.8%。「支持する政党はない」とした無党派層は24.5%だった。

〔共同〕