Tabb-Doe も古くから San Francisco を拠点に活動をしていた人で、95年に Tandem Records からソロとして1枚のアルバムをリリース後、同95年に Tabb-Doe and The Money Mobb として Incognito Entertainment から1枚のアルバムをリリースしています。アルバムとして少ないですが、人脈的には前々回紹介の 2-11 の他、Herm や Rappin’ 4-Tay など San Francisco の大御所達とも交流があるようです。その後はあまり目立った活躍は無いのですが、Incognito Ent. からは00年に1枚のコンピ盤 “The Confidential Filez Vol.1” がリリースされていて、Tabb-Doe の他 2-11 などが参加しています。ちなみに The Money Mobb のメンバーははっきりとは分からないのですが、Dolla Maine や Marc Thompson などが在籍していたのかもしれません。
写真は、Tabb-Doe and The Money Mobb としては唯一のアルバム “Reality Check”(1995年)です。このアルバムは Tabb-Doe に Dolla Maine、Marc Thompson の他、Reggie Smith、The Enhancer、A Simmons などがプロデュースを手掛けたアルバムで、ちょことだけ Big Drawz (of 2-11) が参加しています。音的にはミドルからスロ・テンポのファンクからグルーヴィー、メローと良曲の揃ったアルバムで、人気がありますね。中ではミドル・ファンク “Nuthin’ Like Hip-Hop Muzik”、”Casanova Black”、グルーヴィー・ファンク “Jake-Ass Niggaz feat.J-Bills”、”Save The Drama”、スロー・グルーヴ “Bringing The Real”、メロー・グルーヴ “Playa Haters feat.Dolla Maine”、”Black Man’s Heaven” あたりが好きです。全体的に聴きやすい感じのアルバムで、90年代中期の G-Funk 好きの人にはオススメのアルバムだと思います。95年の Tabb-Doe のソロ・アルバムは Dave Christian という人がプロデュースを手掛けたアルバムで、ミドルからスロー・テンポのファンクが中心のアルバムです。中ではミドル・ファンク “Jake The Fake”、”Just For Tonight”、グルーヴィー・ファンク “Sleepin With Enemy” あたりが好きです。こちらは同じ95年でも音的には少し古い感じもするアルバムですが、初期のベイ・エリアの感じが好きな人にはオススメかもしれません。00年のコンピ盤は持っていないので、いつか聴いてみたいと思います。
【Discography】
・Reality Check (1995) >Amazon.co.jp
・Tabb-Doe : Hella Flava (1995)
・V.A. : The Confidential Filez Vol.1 (2000) >Amazon.co.jp