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 流通やサービス業などでつくる産業別労働組合「UAゼンセン」は5日、令和4年の春季労使交渉(春闘)方針の素案を明らかにした。基本給を底上げするベースアップ(ベア)の水準を「全体として2%基準」とした。政府による賃上げ機運が高まる中、労組としても賃上げに向け働きかけたい考えだが、傘下には新型コロナウイルス禍の影響が色濃く残る業種も多い。企業業績の格差が広がる中、賃上げの流れをどこまで作っていけるかが問われそうだ。