暦物語 (講談社BOX) [単行本(ソフトカバー)]
著者:西尾 維新
出版:講談社
(2013-05)
言葉遊びは流石に面白かった。
……ただ、ひたすらに長かった。。。
450頁ほどあったわけだけれど、見た目以上に長い。これほど長いと感じたのは、著作のクビキリサイクル以来ではないだろうか。向こうもいい加減に長いけれど、当時は著者の文章に慣れていなかったこともあり、30頁読んで一旦諦め、長い期間保管した経緯があるくらいだ。
さて、今回は短編集ということもあるのだが、何も起こらないが起こる物語になっている。日常のちょっとしたことを曲解したり勘違いしたりすることで、事件に見える。視点や考え方を変えることで解決へと導く、そんな物語。
常に会話劇を繰り広げて、一年間を巡っていくこととなるが、これがどうにも疲れた……。何も起こらないので、言葉遊びと会話は面白いのに退屈になるという。
とにかく、ゆっくり読むことをオススメする。こればかりは説明のしようがない。
おすすめ度:★★
Presented by Minai.