東京パラリンピックのマラソンは猛暑対策のため札幌に変更されたオリンピックとは異なり、午前6時半に国立競技場をスタートして浅草の雷門や銀座、皇居外苑など都心の名所を巡って国立競技場にフィニッシュする42.195キロのコースで行われます。
大会組織委員会は新型コロナ対策としておよそ100人の巡回スタッフを配置して、観戦自粛や密集の回避を呼びかけるほか、SNSなどから密集の発生情報を集める取り組みも行うことにしています。
注目のレースは男女の車いすと視覚障害、それに男子の腕に障害のあるクラスでそれぞれ金メダルが争われ、女子の視覚障害のクラスでは44歳の道下美里選手が金メダルを狙います。
道下選手は前回のリオデジャネイロ大会で銀メダルを獲得し、その後、世界記録を更新しています。
さらに男子の腕に障害のあるクラスで世界ランキング2位の37歳、永田務選手などにもメダルの期待がかかります。