もっと詳しく

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と双日は1月5日、CCCが日本国内において展開する「蔦屋書店」「TSUTAYA BOOKSTORE(TBS)」のフランチャイズチェーンについて、マレーシアにおけるフランチャイズ事業を展開する合弁会社を設立したと発表した。合弁会社は、現地の新たな書店の形を創出することで、ライフスタイルの提案と文化の創造を目指す。 合弁会社は、現地加盟企業とフランチャイズ契約を結び、2021年12月に新オープンした商業施設「Pavilion Bukit Jalil」内に、ASEAN加盟国では初となる「蔦屋書店」として2022年春を目途に「ブキット・ジャリル 蔦屋書店」を開業する予定だ。 <ブキット・ジャリル 蔦屋書店のイメージ> 「ブキット・ジャリル 蔦屋書店」は、「Cultivate Lifestyle&Culture(カルティベイト ライフスタイル&カルチュア)」をコンセプトにしたライフスタイル提案型の大型複合書店。大型の「BOOK&CAFE」を中核に据え、すべてのお客がインスパイアされる場を目指す。また、コンセプトであるCultivateには、「(品性・習慣などを)養う」や「(知己・交際を)深める」という意味があり、ゆっくりとくつろげる空間で、お客が集う「地域のコミュニティー拠点」を提供する。 マレーシアは、2021年時点での一人当たりGDPがASEAN加盟国の中で3番目に高く、2022年の実質GDP成長率は5.5%~6.5%(引用:2021年10月マレーシア財務省調べ)と予測されており、人口は約3,270万人となっている。また、マレーシアの消費者購買力は平均世帯所得と共に成長を続けている。若年層比率が高く、ライフスタイルに対して感度の高い人々が多く暮らすマレーシアは、今後の更なる成長が見込まれる国であることから、進出を決定した。 「蔦屋書店」が出店するBukit Jalil(ブキット・ジャリル)は、現地首都クアラルンプール南部に位置し、高速道路や電車が発達しているため、都心や空港へのアクセスも良く、人気の住宅地及び商業地として、急速に人口が増えているエリア。今なお開発が進んでいる一方、大学や公園等の教育機関や緑に囲まれたエリアでもあり、日本に例えると二子玉川のような地域となっている。「ブキット・ジャリル 蔦屋書店」は、20代~40代のニューファミリー層をメインターゲットとして、店舗設計や商品企画を進めている。 出店先となるのは、現地 […]

The post CCC、双日/マレーシアでフランチャイズ事業を展開する合弁会社設立 first appeared on 流通ニュース.