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 大都市圏に比べて交通量が少なく、山間部も多い地方では、増大する事業費に対して便益が小さくなりがちだ。地域独自の経済や地形、気候に合わせた道路整備に対して、「費用便益比(B/C)1.0の壁」が立ちはだかる。独自のマニュアルを整備して、追加便益を設定したり地域係数を乗じたりする事例をひもとく。