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近年、慢性疾患の発症には、「慢性炎症」が深く関係しているということが分かってきました。炎症には一時的に起こる「急性炎症」と、持続的に起こる「慢性炎症」の2つがありますが、いずれにせよ「炎症」とは、そもそも身体に存在しない“異物”を体外に排除しようとする正常な機能です。なぜ「止まらない炎症」が長期間にわたって治療が必要な慢性疾患を引き起こすのでしょうか? 慢性炎症の特徴と、それによって具体的にどんな病気が起こってくるかということについて見ていきます。※本連載は、小西統合医療内科院長・小西康弘医師による書下ろしです。