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 きょうは8月6日。広島は被爆から76年となる「原爆の日」を迎えました。

 爆心地に近い広島市の平和公園には、夜明け前から多くの人が訪れ、犠牲者を追悼しています。

 「悔しい思いです。毎年拝みに来るけど心が晴れない」(友人が原爆で犠牲に)
 「戦争反対を強く思う。鉄砲や爆弾で死んだ人も原爆で死んだ人も、みな同じで被害を受けている。戦争は悪い」(2歳で被爆)

 全国の被爆者はことし初めて13万人をきり、平均年齢は83.94歳。「被爆体験の継承」が課題となっています。

 このあと、午前8時からは平和記念式典が去年に引き続き、新型コロナの感染対策で参列者を制限して執り行われます。広島市の松井一実市長は平和宣言で、日本政府に対し、ことし1月に発効した核兵器禁止条約への批准や、原爆投下後に降った「黒い雨」にあった人たちの早急な救済などを求めます。