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次世代に紡いでいきたい。

一般社団法人クラシックジャパンラリー主催で、Classic Japan Rally2021が去る11月25日~28日の4日間で行われた。福岡県門司港駅をスタートして四国を横断する形でゴールの兵庫県神戸ハーバーランドのゴール地点まで1,000キロをクラシックカーが駆け抜けた。そのゴールをレポート。

クラシックジャパンラリーはクラシックカーを「1919年~1973年までに生産された車輛」と定義して、その芸術品とも言える「美しさ」、貴重な文化財とも言えるクラシックカーを次世代へ継承するための活動を行っている。そして、この文化財を維持するためのメンテナンス技術の継承こそが重要であると位置づけている。

ゴールしたクルマが神戸ハーバーランドに揃った。ギャラリーがとても多く、若い人たちが興味深げに見入っていたたのが印象的だった。

日本全国から47台が参加。トップ3を1920年代のBUGATTIが占めた。
このラリー参加者は「速さ」を競うのではなく、いかに「決められた区間を、設定された時間に沿って走り抜ける」ことができるかをドライバーとナビゲーターの2人で協力しあい、4日間、30カ所ほどの風光明媚なチェックポイントを楽しみながら巡った。

最終日は高知から約10時間をかけて最終ゴールの神戸まで走り抜けた。

1位から10位のクラシックカー

1位:BUGATTI T35A(1926年)
2位:BUGATTI T37A(1926年)
3位:BUGATTI T35A(1925年)
4位:BUGATTI T35B(1927年)
5位:PORSCHE 356 SPEEDSTAR(1954年)
6位:BUGATTI T37(1928年)
7位:BENTLEY DERBY(1936年)
8位:SIMCA 8 SPORT BARCHETTA(1938年)
9位:TRIUMPH TR2(1955年)
10位:TRIUMPH TR2(1954年)

番外編

Ferrari 365GT 2+2(1969年) フェラーリ史上1番長い全長のまさにGTカー
DINO 246GT(1969年) こちらは純粋な2シータースポーツカー
Mercedes-Benz 190SL(1956年) 整備が行き届いた美しい車輛

次回は来年3月に神奈川県横須賀にて行われる予定。
https://classicjapan.jp/

Text&photo:アウトビルトジャパン