headless 曰く、
Wi-Fi ホットスポットや Web サーバー、ペイロード実行機能などを実現するチップを組み込んだ USB ケーブル「O.MG Cable」に USB Type-C 版が登場した (Motherboard の記事、 Mac Rumors の記事)。
このケーブルは USB Type-C コネクターのシェル内にチップが組み込まれているが大きさは通常のケーブルと変わらず、通常のケーブルとしても動作する。USB Type-C – Type-C 版 (C-to-C) と USB Type-C – Lightning 版の 2 種類があり、C-to-C では 一方のコネクター (シェルに USB ロゴ入り) にのみチップが組み込まれている。チップの組み込まれた側をホストに接続すると稼働を開始し、Ducky Script によるキーストローク送信などを実行できる。
内蔵機能の動作は Wi-Fi 接続によりリモートからコントロールできるほか、ジオフェンシングにより特定の場所以外で動作を停止させることも可能だ。また、ケーブル外付けタイプのキーボードとホストの接続に使用することで最大 65 万キーストロークを記録可能なキーロガーエディションも用意されている。価格は通常版が 139.99 ドル、キーロガーエディションが 179.99 ドル、USB Type-A / Type-C に対応するプログラマーが 24.99 ドルとなっている。
USB Type-A 版は既に発売されていたが、USB Type-C コネクターはチップを組み込むのに十分なスペースがないから安全だと考える人もいた。開発者のセキュリティリサーチャー MG 氏はそれが間違いであることを証明するために USB Type-C 版を開発したという。USB Type-C 版は Wi-Fi 機能が強化されており、2 km 以上離れた場所からペイロードのトリガーが可能とのことだ。
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