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#今週の一足はティンバーランド×エメ レオン ドレのスリーアイクラシック

〈エメ レオン ドレ(Aimé Leon Dore)〉のデザイナー、テディ・サンティスがニューバランス初となるMade in U.S.A.コレクションのクリエイティブ・ディレクターに就任したというニュースは、個人的2021上半期最大のトピックスでした。

コラボモデルが発売すると瞬く間に売り切れる。そんな印象のあるALDですが、実は意外と時間が経っても買えるものもあります。先日発売した〈ジョウンド(JJJJound)〉×〈ドクターマーチン(Dr.Martens)〉もそうですが、スニーカーではなく革靴のコラボになると途端に競争率は低くなるんですよね。今回紹介するALD別注のスリーアイも発売から4ヶ月ほど経っていますが、買ったのはつい先日です。もちろん定価で。

購入したのはKITHのオンラインショップ。海外通販あるあるですが、箱はボコボコ、包装紙も破れてました……

ティンバーランドのアイコニックなシューズ「スリーアイ クラシック ラグ」をベースに、ミディアムブラウン、ネイビー、ウィートの3色で展開された今作。アッパーにLWG(レザーワーキンググループ)から銀賞を受けたタンナーの牛革を使用したこと、ダブルネームのフッドベッドとネームタグ以外はほとんどイジっていませんが、それでもインラインのものと見比べると全然印象が違います。

少しデザインを加えるだけで、そのアイテム自体をアップデートするという手法は(ワードだけ見れば)ヴァージルと似ていますが、テディがやると品が生まれるんですよね。「自然でありながら力強い」デザインにフォーカスしているブランドだからか、アレンジのさじ加減が絶妙に上手い。

余談ですが、ALDは2018年にもティンバーランドとコラボしています。その時のモデルは「7アイラグブーツ(モカシンブーツ)」。セレクトが渋い…!

ちなみにシーン的にも2年前ほどから盛り上がっているスリーアイですが、実は現在インラインではブラウンの1色しか展開されていません。編集部・溝口が昨年のベストバイで挙げていたイエローヌバックや、バーガンディなどその他のカラーは別注かメルカリ等のフリマアプリで過去モデルを探すしかないんですよね。2018年の40周年のときは、全24色からカスタマイズもできたのに……!

ということで、シンプルに人とかぶりづらいスリーアイが欲しい人にもオススメです。一番かぶりにくいであろうネイビーは公式では売り切れですが、KITHには売っています他のカラーはALD公式、MR.PORTERで取り扱いあり(※KITHにあるネイビーの在庫は日本への発送不可でした。失礼しました……)。各サイトにも記載ありますが、革が伸びるので「1サイズ下」が推奨サイズです。スニーカーでUS9の人はUS8。買うときはご注意を。


FACY 編集部・岩崎

結局ハイプなスニーカーより、頑張って探せば買えるシューズの方が好きなのかもしれません。もちろんジョーダンやダンクの抽選には参加してますが(1年半で0勝、40敗)、どうしてもプレ値で買うときにはならないんだよな……。