沖縄を訪問中の松野官房長官は、沖縄県の玉城知事と会談しました。
沖縄県 玉城デニー知事
「手続きの完了までに約１２年を要し、普天間飛行場の１日も早い危険性の除去につながらないことから直ちに中断し」
玉城知事は県内の名護市辺野古への普天間基地の移設について、軟弱地盤の改良による工事の長期化を問題視し、移設を断念するよう松野官房長官に求めました。
松野博一官房長官
「日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性の除去を考え合わせたとき、辺野古移設が唯一の解決策であると考えます」
一方、松野官房長官は従来からの政府方針である辺野古移設を進める考えを伝え、議論は噛み合わず平行線をたどりました。
また、沖縄県の港などに大量に漂着している軽石の問題についても、玉城知事から回収作業についての国からの財政支援や人員派遣の要請があり、松野官房長官は関係省庁が連携して支援にあたる考えを示しました。