携帯型の対空ミサイルを装備した北朝鮮当局の船が、石川県能登沖の「大和堆」と呼ばれる漁場を航行していたことが明らかになりました。
松野博一官房長官
「本年6月下旬、海上保安庁が大和堆西方の我が国、排他的経済水域内において、武器らしいものを保有している船舶を確認した」
松野官房長官は、海上保安庁の巡視船や日本の漁船に被害はなかったとした上で、どこの国の船かなどの情報は明らかにしませんでした。
政府関係者によりますと、この船は北朝鮮当局のもので、旧ソ連製の「SA-16」と同タイプの携帯型対空ミサイルを搭載し、日本の排他的経済水域内を航行しているのを海上保安庁が確認したということです。このミサイルは、過去に北朝鮮の工作船に装備されていることが確認されています。