2021年11月5日に発売された『あつまれ どうぶつの森』の有料追加コンテンツ『ハッピーホームパラダイス』。本作では新人コーディネーターとなり、どうぶつたちが思い描く理想の別荘を内装から外観までトータルコーディネートします。
しかし、いきなりコーディネートと言われても、どこから手をつければよいのか迷ってしまうプレイヤーも多いはず。そこで、数回にわたって序盤で覚えたいコーディネートの基本テクニックを紹介します。いくつかのコツを意識してプレイするだけで、今よりワンランク上の別荘が作れるでしょう。
前回は照明と音響のコーディネートを紹介しました。最後となる第4回は新要素を使ったコーディネートをお届けします。あわせて外観と写真撮影にも触れます。
◆使いにくい壁紙もアクセントウォールにすれば活用できる
本作ではアクセントウォール、仕切り壁、カウンター、柱、そして家具みがきといった過去作にはない新要素が導入されました。新要素はゲームを進めると少しずつ使えるようになり、最終的には自分の家でも利用可能になります。
アクセントウォールは壁の一面だけを別の壁紙に変更する機能です。本来の使い道は壁の色や模様を変えて部屋にアクセントを与えることですが、「白い窓辺の壁」や「モダンな障子」などの特殊な壁紙を使えば、壁の一部だけを窓や障子、棚などにできます。
これまではこの種の壁紙を使うと部屋の壁全体が窓や障子に変化していました。そのため若干使いにくい印象があったのですが、アクセントウォールのおかげで活用の幅が広がりました。森や海の景色が描かれた壁紙を使えば、部屋の一部を屋外に見せることもできます。
◆仕切り壁とカウンター以外にも部屋を仕切れるものはある
仕切りに関する新要素には、仕切り壁、カウンター、柱があります。
仕切り壁は部屋の中に自由に置ける壁です。普通の壁と異なり、壁掛け家具が置けないことに注意しましょう。部屋を大きく区切るのに有効ですが、視線をさえぎるので置きすぎると室内の見通しが悪くなります。逆に、見せたくない場所に置いて、わざと視線をさえぎる使い方もできます。
カウンターは視線をさえぎらない仕切りで、上に小物を置けます。仕切り壁を置きすぎて見通しが悪くなったときは、一部をカウンターに置き換えると改善されます。
柱は仕切り壁やカウンターをつなぐ役割を持ちます。単独で置けばアクセントとしての飾り柱にもなります。
仕切り壁やカウンターの他にも、仕切りとして使える家具があります。パーテーションや本棚は仕切り壁の代わりになりますし、高さの低いテーブルや棚をカウンターのように使うこともできます。部屋の雰囲気に合った仕切りを選びましょう。
◆使いすぎ厳禁!家具みがきでアニメーションをトッピング
家具みがきを使うと家具にアニメーション効果を追加できます。家具をピカピカ光らせたり、煙を出したり、蝶を舞わせたりできるのです。
アニメーションを選択する画面でXボタンを押せば、マイデザイン(自分で描いたドット絵)をアニメーションに使うこともできます。また、家具を長い間みがくほど効果が派手になります。
家具みがきの効果は目を引くので、部屋の中で特に目立たせたい家具に使うと有効です。その部屋で特別な意味を持つ家具にアニメーションを追加すれば、自分が考えたストーリーを訪問者に伝える助けになります。
家具みがきは便利ですが、使いすぎると逆効果になるので注意しましょう。どの家具が本当に重要なのか伝わりにくくなりますし、派手すぎる演出はかえって見た人の印象を悪くしかねません。
◆四季を自在に操れば別荘にマッチした外観が作り出せる
外観のコーディネートも家具の置き方といった基本は内装と変わりません。ここでは外観に特化したノウハウをいくつか紹介します。
同じ場所でも季節や天気、時間を変更すると見た目がガラッと変わります。地面の色や降雪といったわかりやすい変化だけでなく、風の強さや雲の量、月の位置や雷鳴までコントロールできるのです。納得がいくまで試行錯誤してベストな外観を作り出しましょう。
依頼人のどうぶつから必ず置くように指定される3種類の家具は、別荘の中に置いても外に置いても構いません。訪問者に見せたくない家具があるときは、建物の裏に置いて隠すこともできます。
見落としがちですが、別荘の外観だけでなく初めから設置されている橋や坂(階段)の外観も変更できます。また、段差のある地形にツルを置けば崖を登れるようになります。
◆売れっ子コーディネーターへの第一歩は映える写真から
ゲーム内のSNS「ツクッター」や一般的なSNSであなたの別荘を見つけた人は、一枚の写真だけを見て訪問するかどうかを判断します。できるだけ多くの人に別荘を訪問してもらうためには、写真の宣伝効果を無視するわけにはいきません。ひと目で別荘の魅力が伝わる写真を撮りましょう。
写真を撮る前には、どうぶつの配置を変えたり、服装を変えたりできます。amiiboを使えば、依頼人以外のどうぶつをゲストとして呼ぶことも可能です。
写真を撮るときには、手持ちカメラ(一人称視点)やフィルタ機能を活用しましょう。手持ちカメラの状態で方向ボタンの左右を押すと、カメラが傾き写真に迫力が出ます。
また、ZRボタンを押して自分がリアクションすると、それに合わせてどうぶつが多彩な表情を見せてくれます。苦労して作った別荘を紹介する写真ですから、時間をかけて一瞬のシャッターチャンスをものにしましょう。
全4回にわたりコーディネートの基本テクニックを紹介しました。このノウハウを生かしてぜひ自分らしい別荘を作ってください。