TYPE-MOON・奈須きのこ氏のブログ「竹箒日記」が1月5日に更新。年末に『Fate/Grand Order』で行われたイベント「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」について、いくつかの補足がされています。
※「ツングースカ・サンクチュアリ」のストーリー内容をはじめ、闇のコヤンスカヤのマイルームボイスといったネタバレが含まれますので、気になる方は閲覧にご注意ください。
◆闇のコヤンスカヤ→太公望へのブチギレボイス、その理由は?
第3再臨以降の「闇のコヤンスカヤ」は、マイルームボイスで「太公望」に言及。顔を怒りで歪め、憎々しさを存分に込めながら「この匂い……太公望か!許さぬ!他の獣狩りは蛮勇と流すが、あの男だけは許さぬ!あの無駄に長い四肢をもぎ、端正な顔を最上級の首塚に祀ってやろうぞ!」と語ります。
なぜこんなにもブチギレているのか?その理由は「ツングースカ・サンクチュアリ」のストーリー展開にありました。太公望はグランドクラス適性を有し、闇のコヤンスカヤ自身も「最高の獣狩りとして現れた好敵手」と認めるほどの大英雄です。
しかし、その実「闇のコヤンスカヤは妲己だ」と勘違いしており、ツングースカに来たのも「妲己と思われるビーストを倒すため」でした。もちろん、闇のコヤンスカヤと妲己は別人。闇のコヤンスカヤからすれば「自分を違う女と勘違いして殺しに来た」わけです。
その後、太公望は人違いであると気づき、勢いそのままに闇のコヤンスカヤを打倒。一連の流れを竹箒日記では、太公望「今度こそ決着をつけようか、運命の女(ひと)!」→「あ。ごめん、間違いでした。てへ。でもまあ、ついでだから封神しますね☆」と紹介しています。
プライドの高い闇のコヤンスカヤがこんなことをされれば、ブチギレるのも無理はなし。このマイルームボイスは「怒っている妲己」ではなく「怒っているホノスメラギノヒメノカミ」のものだとしています。
◆フォウくんが天井を見つめていた理由
「ツングースカ・サンクチュアリ」のエピローグでは、彷徨海に「U-オルガマリー」が襲来。壊滅寸前の彷徨海から脱出する一幕が描かれました。
この直前、フォウくんがずっと天井を見つめる意味深なシーンがあったのですが、実はこの時点でU-オルガマリーの襲来に気づいていたとのこと。U-オルガマリーは彷徨海の上空に現れたので、天井=空を見ていたというわけです。
なお、同日に「ガチャの天井機能」が発表されたので、ユーザー間では「これは天井機能を示唆していた!?」なんて予想もありました。ストーリーの伏線として、ちゃんと意味のある行動でしたね。
竹箒日記ではこのほかにも、妄想から生まれた「モルガン考案、妖精國初の自動車・モルカー」や、対戦格闘ゲーム『メルティブラッド:タイプルミナ』のDLCキャラクターに関する補足などが紹介されています。