人気デュオ・KinKi Kidsの堂本光一がエンタメ専門誌『日経エンタテインメント!』で連載するコラム「エンタテイナーの条件」が、2022年1月号(発売中)で100回を迎えた。
【写真】表紙を飾るのは…個性豊かな冬服に身を包んだSnow Man
同連載は、光一の仕事観や制作の裏話などを紹介するコラムとして2013年にスタート。経験に裏打ちされた発言が、飾りのない”光一節”で語られ、ファンならずともチェックしている人が多い。100回目となる最新号では、11月に解散したV6と、8月に他界した事務所の恩人・メリー喜多川さん(ジャニーズ事務所名誉会長)について、いくつもの秘話が明かされている。
V6については、11月1日のラストライブを事務所の仲間たちと観覧したという光一。ダンサーは使わず、最後だからといって特段派手な演出をしなかった同公演を「“6人”を堪能できる構成。彼らを見届ける上で最高の演出」と述べ、終演後の様子やメンバーとの関係を説明している。同世代としての思い出に話が及ぶなか、「時効でしょう」と前置きして告白したのは、デビュー前にやったという三宅健・森田剛との殴り合いのケンカ。その後、事務所のチャリティープロジェクト「J-FRIENDS」がスタートした際には、「みんな当たり前に仲間だった」とほとぼりは冷めていたようだが、少年時代のやんちゃな一コマを明かしている。
メリーさんのことは、「2021年に起きた自分にとっての大きな出来事」として触れている。ジャニーズ事務所の“母”として、経営面やタレントの面倒を見てきたメリーさん。「若い子たちはほとんど接点がなかったかもしれないけど、ジャニーさん(事務所の前社長・ジャニー喜多川さん)とはまた違う愛情で我々所属タレントを導いてくれました」と話している。
光一の舞台『Endless SHOCK』をよく見にきていたというメリーさん。終演後に食事をすると、「2時間くらいの間に“あんた本当にバカ!”を30回くらい言われた」という。厳しいダメ出しかと思いきや、そうではなかったようで、「僕の体を心配しての言葉だと思っている」と光一。ジャニーさんとの違いを、タレントの視点から具体的に説明している点がとても興味深い。亡くなった後は、自宅に戻ってきたメリーさんを前に、松岡昌宏(TOKIO)や山田涼介(Hey! Say! JUMP)とワインを酌み交わしたという話も。
KinKi Kidsとして来年は25周年。これまで数えきれないほどの取材を受けてきた光一だが、初めて明かされるような貴重な話が満載だ。
同号の表紙はSnow Man。デビューからまもなく丸2年、ミリオンセールスアーティストに成長した彼らの人気を「テレビ」「音楽・パフォーマンス」「SNS」の3面から解剖。インタビューは、赤楚衛二、町田啓太、YOASOBI、JO1(白岩瑠姫・豆原一成・與那城奨)、かまいたち、空気階段、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)ら、今年の顔がズラリ。2021年のエンタメシーンを総括できる一冊だ。