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Heatworks2018年のCESで鳴り物入りで披露したカウンターの上に置く皿洗い機Tetraの予約販売ををやっと開始した。Tetraは水道工事が不要で、電源があれば使える。ユーザーは、3リットルのタンクに水を入れるだけでいい。また最短1時間足らずで仕事が終われば、水のタンクを外して汚水を捨てる。

この皿洗い機は、1回で3人分の食器を洗って乾燥する。単純に見れば、皿やカップやフォークなどを手で洗うよりは無駄が多く、しかも場所を取るが、Heatworksによれば、皿などを手で洗ってゆすぐよりも水の使用量は少ない。

設定がいくつかあり、たとえば「フルーツ」なら文字どおり果物を洗う(洗剤を使わず)。また、この皿洗い機は再利用できるカートリッジに濃縮洗剤を入れるので、無駄なゴミが出ない。

また、Tetraは一般的な食器洗い機よりも少ない電力で済むという。Heatworksは、水を温めるためにOhmic Array Technologyを採用しているとGizmodoは指摘する。Tetraは、従来の金属製のエレメントを利用するのではなく、電子レンジのような方法で水を温める。グラファイトの電極と「高度な電子制御」によって、水に含まれる天然のミネラルを励起します。Heatworksによると、Tetraは効率的に水を加熱し、正確な温度制御を維持することができるという。

カウンターに置ける水道に接続しない皿洗い機は他にもあるが、それらに比べるとTetraは水のタンクが小さい。たとえば現在、340ドル(約3万7300円)で販売されているFDW05ASBWHAは、タンクの容量が5リットルだ。水を沸かす効率も、Tetraの方が良いかもしれない。

Tetraの定価は499ドル(約5万4800円)だが、予約販売で買えば100ドル(約1万1000円)値引きされる。洗剤を入れるカートリッジは6ドル(約660円)で、本機の使用状況にもよるが、20回使えば交換時期とのこと。現在、Heatworksが予定しているTetraの発売時期は2022年の「No Dirty Dishes Day(汚れた皿のない日)」である5月18日だ。

編集者注記:本記事の初出はEngadget。著者Kris Holt(クリス・ホルト)氏はEngadgetのライター。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Heatworks家電

画像クレジット:Heatworks

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(文:Kris Holt、翻訳:Hiroshi Iwatani)]