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Appleは、新しいM1 Maxシリコンに関して、極秘にしていたことがあるようです。チップの下側の写真から、MCM(Multi-Chip-Module)スケーリングを可能にするインターコネクトバスが搭載されている可能性が明らかになりました。これにより、40個のCPUコアと128個のGPUコアを搭載したチップを実現できる可能性があります。アップルは、チップレットベースの設計に関する規定をまだ確認していませんが、M1 Maxは、理論的には「M1 Max Duo」または「M1 Max Quadra」構成にスケールアップする可能性があり、将来的にチップレットベースの様々なM1設計が行われるという根強い報告と一致します。

Appleは、ArmベースのM1 CPUの性能で、一度ならず二度までも世界を驚かせることができました。最新のM1 Maxチップは、5nmのシングルチップで、570億個の巨大なトランジスタを搭載し、10個のCPUコアと24個または32個のGPUコア(構成による)を実現しています。チップレットベースのデザインに対応することで、理論的にはコンピュートリソースが増加し、パフォーマンスが向上します。

インターコネクトバスがあれば、Appleは適切な数のM1 Maxチップを「糊付け」することで、チップの規模を拡大することができます。もちろん、1つのM1 Maxチップを反転させて2つ目のチップに合わせるだけではなく、チップレットベースのデザインのために特定のインターポーザーやパッケージオプションを使用する必要があります。

40個のCPUコアと128個のGPUコアで構成される「M1 Max Quadra」を目指すとなると、さらに複雑になります。情報源が示唆しているように、I/Oダイを追加するのが正しい解決策かもしれないが、可能性はいくらでもあります。また、AMD社のInfinity FabricのようなI/O技術により、ダイ間の帯域を十分に確保することも可能です。大型チップがI/Oダイを必要とするかどうかは、他のリーク情報によるとモノリシックデザインで拡張されることが示唆されているため、未解決の問題であります。

Appleがメモリ帯域幅のスケーリングをどのように処理するかは最終的には不明であり、どのようなソリューションであってもプラットフォームの開発コストは全体的に非常に高くなるでしょう。しかし、これらの理論的な「M1 Max Duo」や「M1 Max Quadra」は、コストよりも性能や電力効率を重視する市場を対象としているのではないでしょうか。