今回は、8.9インチとかなり小型のポータブルモニター「089A IPS 1920*1200 USB-C」をレビューしていきます。
↓は13インチの隣に置いたところ。このサイズが欲しかったんです。
一般に、モバイルモニターのサイズは13.3インチか15.6インチです。
小型のものが欲しいと思ったら、7インチのものが結構出ていますが、いずれもラズパイ向けに作られたもので解像度もHDなど低いです。
本製品は、Windowsやスマホ、ゲーム機など一般的な機器を接続するために作られており、かつ1920×1200と解像度も高くなっています。
小型の縦長モニタが流行っていますが、それよりも一般的なアスペクト比のものですね。
アマゾンの↓で税込10,990円で販売されています。
外観とスペック
同梱物は下記の通り。モバイルモニターのほか、映像出力用のUSB Type-C to Cケーブル、mini HDMI to HDMIケーブル、給電用のUSB Type-C to Aケーブル、VESAマウント固定用ネジ、折りたたみスタンド、マニュアル、保証書、ケーブル固定用バンドx2。あと、レビューを書いたら2,000円あげますみたいなカードが入っていますが、これは規約違反ですね。こういうことはやめてもらいたいです。
スペックは下記の通り。
- ディスプレイ:8.9インチIPS
- 解像度:1920×1200
- 輝度:350cd/㎡
- コントラスト比:800:1
- リフレッシュレート:60Hz
- 視野角:170度
本体は↓のように片手で余裕で持てる小型サイズ。後ほど比較しますが、最新iPad miniよりも若干大きいくらいです。ベゼルはちょい厚めですが気になりません。
背面にはスピーカーが2つと、VESA固定用ネジ穴が4つついています。
サイドにはボタンがついています。これでメニューを出したり、電源ONしたりします。
逆側には、mini HDMI、給電用USB-C、映像出力用USB-Cの3ポートです。
iPad miniと比較すると、サイズは↓の通り。フットプリントも厚みも、一回り大きい位です。が、一般的な13.3インチと比べるとかなりの小ささ。
重量は356gでした。
付属のスタンドは折りたたみ式。
↓のようにモニターを立てかけて使えます。角度は数段階に調整可能。
実際の使い方と表示品質
使い方は簡単です。
電源供給機能付きのPDでAlt mode対応機種であれば、↓のようにUSB Type-Cケーブル1本でつなぐだけ。スマホでいえば、XperiaやGalaxyのハイスペックモデルが対応しています。
それ以外の機器では、モニターにUSB-C経由でACアダプタやモバイルバッテリーから電力を供給しつつ、もう一本のUSB-CケーブルもしくはHDMIケーブルをつないで映像出力します。一般的なディスプレイと同じですね。
表示品質は、デフォルト設定では尿液晶気味です。メニューボタンを押して出てくる設定パネルから、↓のように色温度を青強めの”COOL”にすると、ちょうど綺麗に表示されます。
スピーカーは搭載されていますが、これは”一応”程度。音量は小さいですし、音質も最低クラスです。
モニタは光沢で、映り込みは激しいです。タッチは非対応。
期待ポイントが合えばかなり良い商品
本機は、動画を楽しもうとか、ゲームを楽しもうとか、そういうコンテンツ消費をリッチにするために使うのは×です。
スピーカー品質が悪いですし、色味も調整が必要です。
逆に、たとえばノートPCやデスクトップのモニターの隣や下にちょこっと置いておき、サブモニターとして資料を確認したりといった使い方にはとても向いています。解像度も高く輝度も十分なので、クリアに表示できます。
ということで、期待ポイントが合う方にはオススメできますので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょう。
本機はアマゾンの↓で税込10,990円で販売されています。
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