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ロシアは2021年11月15日に地上発射型ミサイルによる衛星攻撃兵器(DA-ASAT)の実験を行った。ミサイルはロシアの衛星「COSMOS 1408」に命中し、地球の軌道上に、追跡可能なものだけでも1500個以上のスペースデブリ(宇宙ゴミ)が発生した。小さなものも合わせると数十万個に上る可能性がある。

アメリカ宇宙軍司令官James Dickinson氏は、「ロシアは、すべての国にとっての宇宙領域の安全性、安定性、そして長期的持続性を意図的に無視して実験を行った」と非難。さらに、「発生したデブリは、今後何年にもわたって宇宙での活動に脅威を与え、衛星や宇宙ミッションを危険にさらし、衝突回避行動を取らざるを得なくなるだろう」とその影響を指摘し、「宇宙活動は我々の生活様式を支えるものであり、このような行為は無責任だ」と批判した。

アメリカ宇宙軍の初期評価によると、デブリは数年から数十年にわたって軌道上に残り、ISS(国際宇宙ステーション)のクルーやその他の有人宇宙飛行活動、複数の国の衛星に大きなリスクをもたらすという。アメリカ宇宙軍は、引き続きデブリの軌道を監視し続け、すべての宇宙利用国が軌道上の活動を守るために必要な情報の収集に努めるとしている。

Dickinson司令官はさらに、「ロシアは、アメリカとその同盟国の宇宙活動を阻害するために能力を開発し、配備を進めている。今回のDA-ASATによる実験は、ロシアが、戦略的安定性を損ないすべての国に脅威を与えるための宇宙兵器システムの開発を続けていることを明確に示している」と述べている。

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Russian direct-ascent anti-satellite missile test creates significant, long-lasting space debris

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