5日投票が行われた茨城県知事選挙は、現職の大井川和彦氏(57)が2回目の当選を果たしました。
茨城県知事選挙の結果です。
大井川和彦、無所属・現。当選。65万9459票。
田中重博、無所属・新。16万8876票。
自民党、公明党、国民民主党が推薦した現職の大井川氏が共産党が推薦した茨城大学名誉教授の田中氏をやぶり2回目の当選を果たしました。
大井川氏は57歳。
茨城県土浦市出身で経済産業省の職員やIT企業の役員などを経て、前回の知事選挙で初当選しました。
緊急事態宣言が出される中で行われた今回の選挙戦で、大井川氏は新型コロナウイルスのワクチン接種の体制の確保や検査体制の拡充などに取り組むと訴え、与野党各党の支持層に加え、無党派層からも幅広く支持を集めました。
大井川氏は「新型コロナウイルス感染の第5波の収束を目指して最大限努力していきたい。これからの4年間もコロナ禍を乗り越えて、茨城県の底力を発揮できる『失敗を恐れない挑戦する県政』を続けていきたい」と述べました。
今回の投票率は35.02%で、前回、4年前の選挙を8ポイント余り下回りました。