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弊社WEBサイトでモバイル対応を進めることになったのですが、その進捗が思わしくないことから全力を注ぎ込んでヘルプすることになり、新製品掲載やブログの更新が滞っておりました。
作業は概ね終了しましたが、その間いろいろ停滞している関係でどこから手をつけたらいいやら?という状態に陥っております。こういうときは軽いネタのほうが書きやすい。自虐とリハビリを兼ねてタイトルの通り、担当者がいいと思っている割に売れなかった商品をいくつかご紹介したいと思います。

商品の仕入れをするとき、やはり経験則で売上を予想しながら仕入れたり商品詳細を書いたりするのですが、「これは行ける!」と思った割に売れない商品が時々発生します。
まあ、売れてはいるんだけど、もっと売れると思ったわ~なんてものもありますね。いずれも担当者が見る限り良い製品なので、素性はいいと思うのですが・・・。

倉庫を見回りながらネタを探しますので、順位ではなく目についた順でございます。

LEDLENSER K4R

今年の春に掲載した新商品ですね。COBを搭載したキーライトで、LEDLENSERのネームバリューの割にお値段も安く、人気の充電仕様で売れると思ったのでが、イマイチですね笑。
この配光とサイズ、いいと思うんだけどなぁ・・・。防水性が高くないのと、専用充電ケーブルなのがネックなのでしょうか。

・みんな、そんないうほどずぶ濡れにならないじゃん?
・LEDLENSERなんだから、充電ケーブルも補修パーツで取れるよ?

と思ったりするんですけどね。数カ月後に同じ型番でUSB充電の集光タイプが出たのがトドメだったかと思います。早いトドメだなぁ・・・。

KLARUS E3

E1は衝撃のデビューでした。めちゃめちゃ薄い、厚さ4mmのUDLレンズ。ほぼ真横まで広がる広い配光と、十分な集光性を両立した新世代を感じさせるレンズ。
ちょっと色分解はあったけど、この配光が手に入るなら我慢できるじゃん!デュアルスイッチも高機能だし!と思っていたら、数ヶ月後のE2で光量UP&充電機能追加。いやーE1買った人どうすんのよ。※

E1で売りだったUDLはどこかに行き、汎用(っぽい)レンズに変更。えーUDLどこいったのよっていうか汎用(っぽい)レンズも十分性能いいじゃん※・・・と、思っていたところ、E3ではついにリフレクターに。な ぜ 長 所 を 捨 て る ? !

それでも、E3は21700搭載機としては十分コンパクトだし(特に細さ)、即応性含めて高機能だと思うんだけどなぁ。やっぱあれかなぁ、充電池が個別に手に入らないご時世に専用電池ってのはまずかったんじゃないかなぁ・・・。

KLARUSはどうも身内食いをしている傾向があって、XT2CR PROなどとキャラがかぶってるせいか、XT2CR PROも微妙な売れ行きですね。

※ちなみに、担当者はシンプルなE1が一番好きです。
※E2の汎用っぽいレンズもUDLなんだそうです。E1のものが使われなかったのは、たぶんLEDのサイズアップで合わなくなったんじゃないだろうか。

TAJIMA(タジマ) SENTA! シリーズ

単3と単4のペンライトですね。これは個人的に思い入れがあり、まだAKARICENTERに入る前にHATTA(このブログを始めた前任者です)が書いたブログをいちライトファンとして読んだんですね。
で、「うわすっげえさすがタジマ。このレベルの作り込みは中華系にはむりだわぁ」と、思っていたのです。
例えば簡単に吊り下げできる大型ランヤードホールとか。中華系ペンライトにはなかったサイドスイッチとか。無理のない明るさ設定、嘘のないランタイム設定とか。

しかし今確認すると、単三モデルと単四モデルを合計しても10本少々ですね・・・。う~~~ん笑。

ちょっとメイドインジャパン過ぎましたかね。無理がなさすぎる設定は、背伸びしまくる時代には合わなかったかな~。
当時エネループ2本で200ルーメン!フラットな出力を2時間キープ!みたいなグラフが当時海外でも散見されましたけど、あれ、嘘ですからね。少なくとも日本の環境で再現はできないです。
正確なのはTAJIMAの方ですが、カタログスペックを比較すると劣って見えるよな~・・・。
家族の防災用に揃えとこう、と思う場合、背伸びするなら(単品だと安く見えますが家族分揃えるとそこそこしますよね)今の視点でもTAJIMAはおすすめですよ。このヘッドライトとかね。

ACEBEAM(エースビーム)TK17TI

これは、正直言って仕様や値段を聞かずに仕入れた私が悪いんです。当時HATTAから引き継いだばかりで猛烈に忙しく、イイヨイイヨで仕入れた所、実機を見て驚愕。TK16やTK18の電子スイッチによる小気味良い5段階調光が引き継がれるかと思ったら、TK17から安い中華ばりのモードメモリつきリバースクリッキー3段階調光。な ぜ 長 所 を 捨 て る ? !

TK17が10000円弱、チタンモデルだから20000円弱、最悪でも弊社特価で16000円くらいでいけるべ、と思っていた所、なんと30000円クラスだったという。いやそりゃ売れないわ・・・。

18350電池を採用する必然性もわかりますが、なぜか妙に長いのでほぼ専用電池化。TK17シリーズをご購入いただいた皆様、電池に困りましたらぜひこれ買うか、ご自分でご用意ください。汎用の18350のマイナス極に貼りつけると、TK17やH17で使用できるようになりますので・・・。(充電池は構造上、マイナス極に貼っていただくほうが事故のリスクは低いです)

ナイフ業界では、TK17TIのような装飾系のアイテムはアリなんです。コレクターも居ますし、歴史もあります。が、タクティカルライトはちょっと違う感じがしますね。電気モノはどうしてもコレクターアイテム化しにくいです。
TK17TIのクリップとか結構いいんですけどね。男の子っぽくて。そういうアイテムなら3段階調光もリバースクリッキースイッチも納得です。タクティカル性は必要ないですからね、本来。ただ、ACEBEAMのたっかいシリーズを買うのはタクティカルに夢見る層だと思うんだよな~。ベアボーンズとかが彫金入りモデルとか出したら買う人いそうですけど、エースビームは・・・どうなんでしょうか。

倉庫を見ているとまだやばいアイテムは発掘できるのですが、例によって「本当にやばいものは人には言えない」みたいなところもあるので、これくらいにしておきましょう。
ブログで紹介する以上、どのモデルも粗悪ではないし、発売時期や順序が悪かっただけという側面もあります。お手元にあればかわいがっていただけると思いますので、ゆるーく御一考いただければ幸いです。