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社員主導型「スクラム採用」システムのHERPが9.5億円調達、HRテック領域の新規事業開発・人材採用に積極投資HERPは10月6日、シリーズBラウンドにおいて、第三者割当増資および融資による総額9億5000万円の資金調達を発表した。引受先は、リード投資家のDNX Ventures、またDCM Ventures、マネーフォワードら。借入先は日本政策金融公庫。累積資金調達額は約15億円となった。

調達した資金により、人材採用プラットフォーム「HERP Hire」、タレント管理プラットフォーム「HERP Nurture」β版への事業投資に加えて、HRTech領域における新規事業開発とそれに伴う人材採用に積極的に取り組む。

HERP Hireは、同社が提唱する社員主導型の採用方式「スクラム採用」を推進したい経営者や、人事責任者向けの採用プラットフォーム。2019年3月の正式リリースから約2年半で累計導入企業数は900社を突破したという。IT系企業が利用する20以上の求人媒体からの応募情報の自動連携、Slackなどとの連携による現場メンバーへのスピーディな情報共有により、社員それぞれが積極的に採用に参画できる状態の実現をサポートする。

HERP Nurture β版は、企業の採用活動における潜在的な候補人材(タレント)の選考意欲およびアプローチを可視化し、最適なコミュニケーションを実現するスクラム採用向けタレント管理プラットフォーム。HERP Hireと合わせて利用されており、年内での正式リリースを目指しているという。

また、タレントに関する情報を企業が一元管理・活用できるようデータベース化したものがタレントプールと呼ばれており、HERP Nurtureは、2020年1月よりβ版としてタレントプール機能を提供している。