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あの人、また悪いことを考えているのね。信用ならないわ。

あそこの地域に住んでいる人は質が悪いから、犯罪も多いはず。

Nao
Nao

それって思い込みかも。人の本能に振り回されないようにしましょう。

 

ファクトフルネスを読みました。

内容は医療従事者としてわかる部分が多かったです。

今回の記事は

ファクトフルネス難しいな。考え方がわからない。

思い込む癖があるけど、どうやって直すかわからない。

自分の思い込みで人を傷つけたことがある。

そんな人に向けた内容です。

自分で思ったことや感じたことを書いていきます。

結論は

要点

10種類もある本能(ファクトフルネス)に私達は振り回されています。

本能によって思い込み判断した結果、とんでもない間違いを引き起こします。

10種類の本能は

  1. 分断本能・・・完全なグループ分けはなく、大部分は共通グループばかりである。
  2. ネガティブ本能・・・悪いことは広まりやすい。良いことは起きていることを知ること
  3. 直線本能・・・まっすぐなグラフを描くことは稀。曲がったり上下するのが通常。
  4. 恐怖本能・・・怖がると正常の判断ができない。怖いとリスクは別物であることを理解する。
  5. 過大視本能・・・数字だけを見て大きい小さいはわからない。比較割合をみて判断しよう。
  6. パターン化本能・・・物事を自動的に分類すること。分類分けを疑おう。
  7. 宿命本能・・・変化していないように見えてもゆっくり変わっていること。
  8. 単純化本能・・・一部を知っても、すべてを理解はしていない。
  9. 犯人捜し本能・・・誰かに責任を求めること。人ではなく原因を探そう。
  10. 焦り本能・・・焦って決めること。今決めることはめったに無い。

ファクトフルネスを通じて、自分自身を批判的にみることができる。

もしどれかを刺激されていたら自分を信じるのは早いと判断ができる。

 

Nao
Nao

なるほどと感じる部分がたくさんあった本でした。

思い込みによる間違いを起こす前に一度見てください。

 

ファクトフルネスが刺激されて思い込み、正しく判断ができない。

ファクトフルネスとは、人の本能です。

人の本能が自分を刺激して思い込んでしまい、正しく判断ができないようになっています。

思い込みの力はとてつもありません。

思い込みの原因を知らなければ、いつか取り返しのつかない判断をしてしまいます。

ファクトフルネスを理解して、自分が自分を信じていい状態を作ることが大事です。

①分断本能

分断とは、白黒はっきりつけることです。

実際は白黒つけられることが珍しいです。

例えば、色だと

真っ白と呼べるものは白

ではグレーは?

黒ではないし、白でもない。

合わせた色ですよ。

それに、自然でも真っ白と呼ばれるものはほとんど存在しません。

白っぽい、黒っぽいってのはあります。

 

このようにはっきりと分けたい本能が働きます。

 

その時考えることは、大半の部分はどこにいるか?です。

両極端に存在するものは限りなく少ないです。

 

基本はその中間に多くいることを知ることで、本能を抑えることができます。

②ネガティブ本能

 

ネガティブとは、簡単に言えば否定、消極的です。

 

ネガティブなニュース

事故や病気の蔓延のことなどのネガティブなニュースはすぐに広まります

逆に良いことをニュースにすることはほとんどありません。

電車事故はニュースになりますが、電車が通常運行したことについてはニュースになりません。

 

ネガティブを抑えるには、悪いニュースのほうが広まりやすいことを知っておくことです。

裏では良いことも起きています。

 

③直線本能

分析するときにはグラフ図が分かりやすいです。

増加しているのか減少しているのかなど、イメージつきやすいです。

しかし、グラフだけをみてすべてが直線グラフを描くとは限りません。

曲がったり膨らんだり凹んだりなど、さまざまなグラフがあります

例え話が理解しやすかったです。

身長は伸び続けない。

貧しい子供を助けると人口がひたすら増え続けることは半分正解。貧しい家庭を続けることが人口が増える原因だ。

いつまでも同じぐらい増え続けるような直線グラフのほうが珍しいということです。

④恐怖本能

恐怖とは恐ろしいことを言います。

身体的な危害、拘束、毒などが恐れられています。

これらを恐れることでリスクの過大評価が起こります。

さらに2種類以上組み合わせることで、人は恐怖に操られます

予防接種の例え話がわかりやすかったです。

 

恐ろしい病気から守ってくれる予防接種を、自分の子供に受けさせない親がいる。批判的思考ではしかの予防接種受けたくない人がいる。

麻しんにかかった子供が亡くなるときどのようになくなるのか知っておくこと。

麻しんは発病してからの治療法はない。最新対症療法でも、1,000人のうち2人が亡くなってしまう。

どんな証拠を見せられたら考え方が変わるのかを考えること。

何をしても考えが変わらないなら、それは批判的思考ではない。

 

予防接種は人類の知恵でリスク回避のために編み出した医療です。

 

恐怖を抑えるにはリスクを正しく計算することです。

リスクは質(危険度)×量(頻度)で決まります。

恐ろしさはリスクとは何ら関係がありません。

落ち着きましょう。

 

⑤過大視本能

過大視とは、物事を実際以上に大きく見ることです。

数字だけを見ていると間違えます。

例えば、10万という数字だけでは、大きい小さいかがわかりません。

一度の買い物で使用するなら大きいでしょう。

年収と考えると小さいでしょう。

過大視を抑えるには、比較と割合を出すことです。

数字が平均から考えて何%かを考えることです。

このときに役に立つ考え方は80:20ルール(パレートの法則)です。

割合で多いところを探しましょう。

このときの実際の話が心に残ってます。

 

目の前の患者だけを優先することは良くない。

病院にたどり着けない98.7%の最低限の医療を受けることができない子供がいること。

これらを救うために行動した。

 

どちらも間違えてないです。

でも、すべてに偏ることはよくありません。

衝撃的な話でした。

⑥パターン化本能

パターンとは「型」です。

人は自分の経験から物事をパターン化してそれをすべてに当てはめてしまいます。

 

人種や性別で異なる人をひとくくりにまとめてしまいます。

例えの実際の話が印象的でした。

ボロボロの病院の壁⇨金が無い(パターン化)⇨ではなく、金持ちが来なくて時間をかけて診療をしなくてすむ

エレベーターが閉まりそう⇨足を挟むと止まる(パターン化)⇨安いエレベーターは止まらず、挟んだ足を切断する。

抑えるには、自分のパターン化する分類を疑うことです。

パターン化は間違いを生みやすいです。

しかし、止めることはできないし、止めようとしなくていいです。

間違ったパターン化をしないように努めましょう。

以下、引用です。

自分の分類の仕方の見直し方
  1. 同じ集団の中の違いと違う集団の間の共通点を探すこと
  2. 過半数の言葉に気をつける
  3. 例外に気づくこと
  4. 自分が普通だと決めつけないこと(自分以外に好奇心をもつ)
  5. 一つのグループの例をほかのグループに当てはめていないか

分類を見直しましょう。

 

⑦宿命本能

宿命とは、人間に与えられた逃れることのできないさだめを意味する語

引用:Wikipedia

しかし、色々なものは変わっていないようで、変化がゆっくり起きています。

宿命を抑えるには、ゆっくりした変化でも、変わっているということを意識する事です。

小さな変化は大きな変化となります。

知識をアップデートしよう。賞味期限がすぐに切れる知識もある。テクノロジー、国、社会、文化、宗教は変わり続けている。

引用:ファクトフルネス

気づきにくいものではありますが、確実に変化していることに気づきましょう。

⑧単純化本能

単純化とは、こみいっているものや複雑なものごとを簡単にすることです。

脳内で勝手に簡単にしてしまいます。

複雑を受け入れましょう。

例えば

多視覚で物事を見ましょう。

自分の考え方の弱点を自ら探しましょう。

探し方は

  • 自分の意見に合わない新しい情報
  • 専門以外の情報

を取りいれましょう。

一つの視点では、世界は理解できません。

数字だけではなく、実際の生活にも触れましょう。

知識を取り入れる際、謙虚でいましょう

知ったかぶりのせいで、新しい知識が手に入りません。

 

⑨犯人捜し本能

犯人捜しとは、物事を誰かのせいにしたくなることです。

物事が上手く行ってないときにも上手く行っているときにも犯人捜し本能が湧き上がります。

「誰か」を相手にしている限り他の原因がわかりません。

犯人捜しを抑えるには、誰かに責任を求めることを止めることです。

例えば、

なにかの出来事があったら、その人ではなかったらどうだったかと考えてみることです。

 

⑩焦り本能

焦りとは、早くしなければならないと苛立ってしまうことです。

今すぐに決めなければならないと感じたら、自分の焦りに気づくことが大事です。

他の情報を知ることです。

緊急で重要なデータを見るべきです。

  • 重要そうで正確でないデータ
  • 正確な重要でないデータ

は知るべきではないです。

過激な対策は副作用があることを知りましょう。

焦りを抑えるには小さな一歩を重ねることです。

 

ファクトフルネスは自分自身の批判に使おう。

 

私がファクトフルネスを読んでわかったことは、ファクトフルネスとは、自分自身が様々な状況を自分で考えて判断するための手段です。

 

本能は常にそばにいます。

ファクトフルネスの考え方を使う順番としては、

  1. 自分が判断するとき、自分を信じることができる状態か(本能に振り回されていないか)
  2. 自分が信じられるなら、判断するまでの材料は適切か(正確で重要なデータか)

です。

 

事実に基づかない「真実」を鵜呑みにしないためには、情報だけでなく、自分自身を批判的に見る力が欠かせません。

「この情報源を信頼していいのか?」と問う前に、「自分は自分を信頼していいのか?」と問うべきなのです。

そのセルフチェックに役立つのが、本書で紹介されていた10の本能です。

もしどれかの本能が刺激されていたら、「この情報は真実ではない」と決めつける前に、「自分は事実を見る準備ができていない」と考えたいものです。

引用:ファクトフルネス

 

今回のテーマである【思い込み】を防ぐための手段として、ファクトフルネスがあります。

 

最後にファクトフルネスとともに、謙虚さと好奇心を持つこと

謙虚であることは本能を抑えて事実を正しく見ることがどれほど難しいかに気づくこと

引用:ファクトフルネス

自分の知識は限られてます。

わからないことはわからないという勇気を持ちましょう。

自分の意見に合わなくても新しい事実があれば、自分の意見も喜んで変えましょう。

好奇心があることは新しい情報を積極的に探し、受け入れるということ

自分の考えに合わない事実を大切にし、その裏にある意味を理解しようと努めること。

引用:ファクトフルネス

好奇心は常に心を踊らせます。

知らないことを知る楽しさを知りましょう。

  

ファクトフルネスは10の本能から思い込みに気づく手段。

ファクトフルネスのまとめ

10の本能に気づくことで、自身が【思い込み】をしているかがわかります。

思い込みとは、深く信じ込むことや固く心に決めることです。

そして、【思い込み】を抑えるための手段もファクトフルネスには書いてあります。

私は様々な本を読んでいますが、どうしても頭が固いです。

思い込みを防ぐ方法はかなり難しいです。

今回のファクトフルネスで、10の本能に分けて丁寧に思い込みについて、説明を受けました。

どのように行動すればいいのかが分かったのは、とても大きな収穫です。

皆さんの主なファクトフルネスどれでしょう?

思い込んでミスしたことがある人、思い込みで不安がある人はぜひ読んでみてください。

人生が変わりますよ。

ファクトフルネス

 

以上!おわり!

The post 思い込みが激しいと最悪な結果を招く。ファクトフルネスを読んで学んだこと。 first appeared on なおどらログ.