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あるAnonymous Coward 曰く、

香川県のゲーム規制条例が話題になるなど、近年はコンピューターゲームに対して規制を強化しようとする動きが各国で発生しているが、その一環として中国国営新華社通信系の記事が話題になっている。その内容は、中国のIT大手Tencentを槍玉に挙げ、ネトゲを精神的阿片と表現して、未成年者の成長に悪影響があると断じるものであるという。阿片戦争の経験から、中国にとって阿片は最大限の蔑称の一つと言えるであろう。そのような記事が掲載された影響で、Tencentの株価は一時大幅下落した模様(朝日新聞ハフポストAFPBB Newsテレ朝NEWS)。

日本であれば一経済誌の論評と政府の方針は無関係であるが、今回の記事は中国政府の意向が強く反映したものであるとの憶測が広がっている。実際、Tencentに対しては独禁法違反を指摘・制裁するなど圧力を強めている。また他の中国系IT企業に対する圧力も強まっているという。このような規制強化は、世界第2位の経済大国になった中国経済の足を引っ張るのではないかとの懸念もあるが、中国共産党の一党支配を脅かすかもしれない萌芽を無視することは出来ないのであろう。

なお、コンピューターゲームに対する懸念はゲーム脳などのニセ科学から、ゲーム中毒は治療が必要であるという見解ルートボックス規制など様々な観点から示されているが、このような規制強化の動きの妥当性はいかほどのものなのであろうか。

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