京王線刺傷 各地のホテル宿泊費約40万円 消費者金融の借金などで支払いか
東京の京王線の電車内で起きた刺傷事件で、逮捕された男が3か月にわたり全国各地のホテルを転々とし、およそ40万円の宿泊費を消費者金融から借りた金などで支払っていたことがわかりました。
服部恭太容疑者(24)は福岡市の会社に勤務していましたが、今年6月に客とのトラブルが原因で退職し、「多くの人を殺して死刑になりたい」と犯行を決意したということです。
その後、福岡市を離れ、神戸市、名古屋市、東京・八王子市の各地のホテルに3か月にわたり滞在し、およそ40万円の宿泊費を消費者金融から借りた金などで支払っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
服部容疑者は退職後に仕事をしていなかったとみられ、「借りた金を返すつもりはなかった」と供述しているということです。
身柄を確保された際の所持金は数千円だったということで、警視庁は服部容疑者が事前に決めた犯行日のハロウィーン当日を見据え、計画的に準備を進めていったとみて捜査しています。