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英政府「オミクロン株が複数の地域で市中感染」 新たに90例確認

 新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株の感染確認が世界48の国と地域に拡大するなか、イギリス政府はオミクロン株が国内の複数の地域で市中感染しているとの見方を示しました。

 イギリス保健当局によりますと、6日、新たに90例のオミクロン株感染が確認され、イギリスでの感染例は336となりました。ジャヴィッド保健相は「海外渡航歴のない人が感染しているケースもある」として、「複数の地域で市中感染が起きている」との見方を示す一方、「知る限り入院が必要となった人はいない」と話しています。

 一方、アメリカ・ニューヨーク市のデブラシオ市長は、感染拡大防止のため市内のおよそ18万4000の民間企業に対して従業員へのワクチン接種を27日から義務化すると発表。また、14日からは5歳から11歳の子どもにもレストランや娯楽施設に入る際に、ワクチン接種証明の提示を義務付けるとしていて、強い反発を招くと見られています。

 こうした中、イタリアでは6日からバスや地下鉄など全公共交通機関を利用する際に、ワクチン接種や48時間以内に行った検査で陰性を証明することなどが必要となり、車内などで警察官が証明書をチェックする姿も見られました。