もっと詳しく


 漫画家のサダタローさんが、思わずSNSでシェアしたくなる話題を漫画で紹介する連載「サダタローのシェアさせていただきますR」。ゲーム好きなサダタローさんには新作が出たら必ず買う大好きなシリーズがあります。

 それはセガの「龍が如く」シリーズ。2005年の第1作発売から16年でナンバリングの7作に加えてスピンオフなど数多くの作品が登場し、累計販売本数は1700万本を超える人気シリーズです。その最新作「LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶」(PS4/PS5、Xbox Series X|S、Xbox One)が9月下旬に発売されました。

 ロストジャッジメントは、元SMAPの木村拓哉さんが3D CGになって登場し、話題になったスピンオフ作品「ジャッジアイズ」の第2弾。ネット上では「キムタクが如く2」とも呼ばれていますが、決してタレントの知名度に頼った作品ではありません。

 案の定、仕事をサボってあっという間にクリアしたサダタローさん。「メチャクチャ面白かった!」とその魅力を熱く語り出しました。

著者紹介:サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、2巻)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce

連載:サダタローのシェアさせていただきますR

漫画家のサダタロー氏が、ITmedia担当Mと思わずシェアしたくなる話題のおもしろスポットやコンテンツを体験し、その様子を漫画で紹介していく。皆さんのシェアがサダタロー氏の原動力となる。





 サダタローさんによると前作のジャッジアイズはストーリーの評価が高かった一方、ゲーム部分ではバトルシステムやミニゲームに関して不満を持つ人も少なくなかったそうです。中でも「サムターン回し」が苦手だったとか。

 サムターン回しはゲームに登場する「調査アクション」の1つで、左右スティック操作でドアや金庫の鍵を開けるというもの。単純操作の割にかなり面倒だったようで、確かにネットで検索すると「難し過ぎる、詰んだ」「イライラする」などプレイヤーの悲鳴にも似た愚痴が続々と出てきます。

 しかしロストジャッジメントではサムターン回しがなくなった他、面倒な尾行システムなどサダタローさんが前作で不満に思っていた点が、ことごとく解消されていたそう。開発チームはユーザーの声に耳を傾けていたのでしょう。

 少し無理があっても力業(ちからわざ)で解決してしまう往年の少年まんがのような展開もサダタローさんのお気に入りポイント。伏線が張り巡らされ、二転三転する重厚で熱いストーリー、そして物語に引き込む演出など「ゲーム世界への没入感」も大きな魅力でした。

 一方、今回はサダタローさんを意気消沈させる事件が起こりました。それはゲーム発売前のこと。YouTubeにアップされていたネタバレ動画にうっかり引っかかってしまったのです。

 一部YouTuberのモラルのない行為にひどく落ち込んだサダタローさん。今後、好きなゲームの発売前はYouTubeを開かないことにしたようです。ネタバレ、ダメ、ゼッタイ。