台風9号は7日、東シナ海を北東へ進んだ。8日夜には九州に接近して上陸する恐れがある。西日本を中心に暴風雨になって土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫が起きる可能性があり、気象庁は警戒を呼びかけている。9〜10日にかけては日本海へ進んで更に発達する恐れもある。
気象庁によると九州南部は8日昼過ぎ、九州北部は8日夕から風速15メートル以上の強風域に入る見込み。9日にかけて大雨になる恐れがある。8日午後6時までの24時間雨量は宮崎、鹿児島200ミリ▽沖縄本島地方、奄美地方、熊本、長崎150ミリ▽福岡100ミリ。9日午後6時までの24時間雨量は佐賀、長崎、大分、熊本200〜300ミリと予想されている。
一方、台風10号もこの日、東日本太平洋側に接近。8日にかけて風雨が強くなって海上は大しけになる見込み。【土田暁彦】