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東京五輪女子バレーボール準決勝の応援をめぐり、韓国ネットでブラジルの「マナー違反」を指摘する声が殺到している。複数の韓国メディアが2021年8月7日に伝えた。

東京五輪女子バレーボール準決勝が7日に東京・有明アリーナで行われ、韓国代表はブラジル代表に0−3のストレート負けを喫した。

注目の一戦は韓国で高視聴率を記録

決勝進出がかかった一戦は韓国国内で大きな注目を集め、朝鮮日報(日本語WEB版)によると、地上波放送局3社(KBS、SBS、MBC)が中継し、全国基準で視聴率38.1%(ニールセン・コリア調べ)を記録したという。

地元メディアの報道によると、この試合におけるブラジル応援団の「マナー違反」に対して韓国のインターネットで非難の声が上がっているという。

韓国放送局MBNは、ブラジルサイドのスタンドに五輪関係者の身分証明書であるADカードを首にかけた約40人が集まり、ブラジルチームを応援していたと指摘している。

応援団はブラジル選手が得点した際に踊ったり、叫びながら国旗を振る姿があったりしたとし、声を発しての応援は東京五輪プレーブックに反する行為だとしている。

韓国ツイッター「口笛を吹いて妨害する姿に驚愕」

試合終了直後には韓国のツイッターで「ブラジル観衆のブーイング」「ブラジルの応援団」などのキーワードが注目を集めたという。

また、韓国メディア朝鮮日報は、「怒りを誘発したブラジルの観衆マナー」などの見出しをとり、プレー中におけるブラジル応援団の「マナー違反」を指摘している。

朝鮮日報の記事では、ブラジル応援団から韓国選手がサーブを打つ瞬間に口笛を吹いてブーイングを送ったものがいるとし、この行為は選手の集中をかき乱し選手の心理にも大きな影響を及ぼしたとしている。

韓国のツイッターでは「相手チームの攻撃に口笛を吹いて妨害する姿に驚愕を禁じえなかった」などのほかに「礼儀もなくマナーもない」「団体で遠足に来たのか」などの声が上がったという。

韓国代表は8日に有明アリーナで行われるセルビア代表との3位決定戦に出場し、76年モントリオール大会(銅メダル)以来45年ぶりのメダル獲得を目指す。