製紙各社が、軽さと丈夫さを兼ね備えた木材由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」の用途開拓を急いでいる。日本製紙は、CNFを原料に使った化粧品を開発し、子会社を通じて市場参入する。王子ホールディングス(HD)は、ガラス窓の代替を狙う。各社とも、製紙事業で培ったノウハウや日本の豊富な木材資源を生かせるCNFを新たな経営の柱に育て、紙需要の減少による収益減を補いたい考えだ。
製紙各社が、軽さと丈夫さを兼ね備えた木材由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」の用途開拓を急いでいる。日本製紙は、CNFを原料に使った化粧品を開発し、子会社を通じて市場参入する。王子ホールディングス(HD)は、ガラス窓の代替を狙う。各社とも、製紙事業で培ったノウハウや日本の豊富な木材資源を生かせるCNFを新たな経営の柱に育て、紙需要の減少による収益減を補いたい考えだ。