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NHK大河ドラマ「青天を衝け」の第34話が7日、放送され、劇中に女優・大島優子演じる伊藤兼子が初登場した。大島の凛とした着物姿はSNSでも話題となり、今後の展開に期待を寄せる視聴者のコメントが相次いだ。

俳優・吉沢亮が主演を務め、新一万円札の顔ともなる実業家、渋沢栄一の人生を描く「青天を衝け」。この日の放送で、栄一(吉沢)は、かつて仕えた平岡円四郎(堤真一)の妻、やす(木村佳乃)と久々に再会。円四郎の死後、やすは芸者たちに三味線を教えながら第二の人生を歩んでいた。

兼子は「伊勢八」の名で知られた豪商、伊藤八兵衛の娘。明治維新後、家業が大損失を出して没落してしまい、路頭に迷う妹たちを女手ひとつで養うため、芸者として身を立てることを決意し、門をたたいた置き屋で、三味線の師匠として出入りしていたやすと出会った。

大島が大河ドラマに出演するのは今回が初めて。この日の出番は約40秒と短く、セリフもなかったが、背筋をピンと伸ばし、正座でキリっと遠くを見つめる着物姿を披露し、視聴者に強い印象を与えた。このシーンを受け、SNSには「大島優子きたー!」「大河デビューおめでとう!」「大島優子がやけに綺麗」「大島優子ちゃん着物似合う。これから楽しみ!」などの声。雰囲気だけで見せる演技に「兼子さんいい佇まい」「伊藤兼子さん、凛としてて美しかった」「芯の強そうな美しさだわ」などのコメントも届いた。

一方、今後、ドラマが史実通り進めば、栄一の妻、千代(橋本愛)は病で亡くなり、兼子は栄一の後妻となる。ツイッターには「兼子さん出てきてしまったか。ということはお千代さんが…」「兼子さんが登場したとなると、千代さんはもうすぐ…」「あー、兼子さん出てくるということは、そろそろ千代さん(涙)」といった書き込みもチラホラ。“千代推し”の視聴者からは「お千代さんにはまだまだ輝いて欲しいよー」「史実とはいえ、この先のストーリーを思うと悲しいよぉぉぉ私はお千代推しだよぉぉぉ」などの投稿も寄せられた。