7日未明から早朝にかけて、島根県内で住宅火災が相次ぎ、合わせて4人が死亡しました。
警察が身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。
7日午前4時50分ごろ、松江市上大野町の多久和ハルエさん(87)の住宅から火が出て、木造2階建ての住宅およそ180平方メートルが全焼し、焼け跡から2人が遺体で見つかりました。
多久和さんは51歳の娘と2人で暮らしていて、火事のあと連絡がとれていないということです。
また、7日午前2時半ごろ島根県飯南町上来島の藤原幹男さん(81)の住宅から火が出て、木造2階建ての住宅1棟と敷地内にある蔵の合わせておよそ210平方メートルが全焼し、住宅の焼け跡から2人が遺体で見つかりました。
藤原さんは80歳の妻と2人で暮らしていて、火事のあと連絡がとれていないということです。
警察が死亡した4人の身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。
現場近くの住民「雷のような大きな音」
島根県飯南町の現場近くに住む74歳の女性は「パンパンという音がしたあと雷のような大きな音がしました。トイレの窓から外を見たら火が高く上がっていました」と話していました。
また、85歳の男性は「火事を知らせる町内放送で目が覚めて家の外に出てみたら火が高く上がっていました。住民の方が気の毒です」と話していました。