もっと詳しく

 新型コロナウイルスのワクチン接種を前提とした行動制限緩和に関する検討が進む中、観光などコロナ禍の打撃を大きくうけた業界の間で期待が高まっている。接種者の優遇は一部のサービスで始まっており、政府の取り組みで使い勝手がよくなる効果もありそうだ。一方、ワクチン接種と行動制限緩和を結びつけることは、接種の強制や非接種者の差別を招くとの声もある。ただ、コロナ禍の長期化の悪影響は深刻さを増しており、感染防止と経済回復を両立させるため行動制限緩和を切り札にする必要性も指摘されている。