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 京王線車内で17人が重軽傷を負った事件から7日で1週間。捜査関係者によると、逮捕された職業不詳の服部恭太容疑者(24)はこれまでの調べに容疑を認め、「人を2人以上殺して死刑になろうと思った」などと供述している。

 事件を起こそうと考え始めたのは、勤務先のコールセンター(福岡市)の退職を決めた6月頃だったという。警視庁は、仕事や友人関係で行き詰まり、自暴自棄になっていた可能性があるとみている。

 走行中の電車を狙う手口については、8月に小田急線で起きた刺傷事件を参考にしたと供述した。停車駅間の長い特急電車を選んだ点や、可燃性の液体などを用いた点が共通しており、国土交通省や鉄道各社は、乗客の安全対策の再点検を進めている。