Xperia 1 IIIなど、一部機種には今月中に提供が開始されると言われているAndroid 12アップデート。
まだ正式な対象機種については未発表ですが、今回、ソニーがAndroid 12アップデートに関する公式ページを公開。アップデート後に利用可能となる新機能を紹介していました。
スクロール・スクリーンショット
Android 12でデフォルト搭載された機能の一つ「スクロール・スクリーンショット」。
スクロール可能な縦長のページを一枚のスクリーンショットとしてキャプチャできるようになります。
片手操作
Xperiaにはすでに片手モードが搭載されていますが、Android 12では同機能がネイティブ・サポートされます。
Extra Dim
Pixelでは「さらに輝度を下げる」と呼ばれているこの機能。
夜、暗い部屋などで使用する時に輝度を最低にしても明るすぎるということがありますが、この「Extra Dim」では輝度レベルを端末の最低輝度設定よりもさらに暗くすることができます。
また、この機能のショートカットボタンを画面に追加したり、クイック設定メニューに「Extra Dim」アイコンを追加することも可能です。
マイクとカメラのインジケーター
これもAndroid 12でOSレベルでサポートされた新機能。
マイク/カメラインジケーター」はプライバシーを守るためにアプリがマイクやカメラにアクセスしているときに、画面右上にマイクやカメラのアイコンを表示するものです。これらのインジケータは、通知シェードでいつでも確認が可能。
もしそのアプリに与えられたアクセス許可があなたの意図したものでない場合は、いつでもそのアクセス許可を取り消すことができます。
おおよその位置情報
見ず知らずの人に自分の正確な現在地を教えたくない。でも、アプリを開いたときに、位置情報にアクセスする許可を求められる。そんな時に役立つのがこの「おおよその位置情報」です。
Android 12の「おおよその位置」機能では位置情報を要求するアプリに対して、正確な位置情報か、おおよその位置情報のどちらかを選択できるようになりました。
Nearby ShareでWi-Fi共有
AndroidにはもともとWi-Fiパスワードを共有したい時にQRコードを表示して、共有する機能が備わっていますが、いちいちQRコードを表示し、相手に読み取ってもらうのは若干面倒。
Android 12では、「Nearby Share」機能を使ってWi-Fiネットワークを共有するための別のオプションが追加されています。
同機能で付近のディバイスを探し、相手の端末が情報共有のリクエストを受け入れるとパスワードの手動入力やQRコードを読み込むことなくパスワードを相手の端末に送ることができます。
それにしてもソニーがOSアップデート対象機種の発表前に、そのOSの特徴を紹介するというのはかなり珍しい、というか初めてのような気もします。
ひょっとするとまだ、内部でAndroid 12アップデート対象・対象外となる機種が確定していない、なんていう可能性もあるのでしょうか。
ソース:SONY (グローバル向けサイト)