ゴリラ
すっかりiPadは珍しいものではなくなりましたが、実はiPadには4種類あることをご存知でしょうか?
いざ「iPadを買うぞ!」と思っても、いったいどのiPadを買えばいいのかわかりません。
無駄に性能が良くて価格が高すぎるiPadだったり、安すぎてしたいことがロクにできないようでは困りますよね。
事前にiPadの種類や用途についてよく理解しておけば、失敗することはありません。この記事で、4種類のiPadの特徴や、おすすめする人についてわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
難しい数字や細かすぎる違いについては触れず、初心者にもわかりやすいように解説しているので、かなり読みやすくなっています。
- iPad Pro:仕事でガシガシ使う人
- iPad Air:Proと無印の中間くらいのスペック、上位のアクセサリ類が使える
- iPad(無印):仕事には使わず、動画やマンガ閲覧メインの人
- iPad mini:持ち運んで使うことが多い人
いままでに一度もiPadを買ったことがない人は、最安で買えるiPad(無印)がおすすめです。
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iPadは現在4種類【Pro、Air、無印、mini】
2022年現在、iPadは4種類発売されています。
以下に特徴を一言で表しています。
▼4種類のiPad▼
- iPad Pro:スペックも価格も高い。仕事で使う人向け
- iPad Air:Proよりは控えめな価格と性能。無印よりは仕事向け
- iPad (無印):最も価格が安いiPad。動画、漫画、雑誌などに最適
- iPad mini:片手で使えるので、持ち運び用に便利
各iPadの詳しい説明については後述します(上記リンクから飛べます)。
この記事では、ProでもAirでもminiでもない、ただの「iPad」は、他の機種と区別するために「無印(むじるし)」という記載をしています。無印良品とは関係ありません。
iPadには「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル」がある
前提知識として、全てのiPadには「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル(セルラーモデル)」があります。
Wi-Fiモデルには、SIMを差し込むスロットがないので、Wi-Fi環境がないとインターネットにつながりません。
セルラーモデルはSIMを差し込めば、iPad単体で通信できます。Wi-Fiももちろん使えます。
Appleストアや家電量販店などではどちらも販売されていますが、ドコモ、au、ソフトバンクではセルラーモデルしか販売されていません。
これら3社は、通信を提供するビジネスをしているので仕方ありません。
Wi-Fiモデルの方が、1万円前後、価格が安いです。さらに詳しくは以下をどうぞ。
iPadにもストレージ(容量)がある
iPadにも、iPhoneと同じように本体容量(ストレージ)が設定されています。
一番古いiPadでは16GBで、最新のiPad Proでは2TB(2テラバイト=2,000GB)まであります。
各iPadで2〜4種類のストレージが選べ、ストレージが大きいほど価格が高いです。
節約したいのであれば小さい容量、たくさん使いたいなら大きい容量を選びましょう。
iPhoneと同様に、あとでSDカードなどで容量を増やすことはできません。
自分の使い方を考えて、購入する際に最適な容量を選びましょう。予算に余裕があるなら「迷ったら1つ上の容量」を選ぶのがおすすめです。
iPad Pro【仕事でガシガシ使う人におすすめ】
もし、iPadを「仕事用」として購入するつもりの方は、iPad Proがおすすめです。
大画面かつ、高性能なCPUなので、どんな仕事でもスペック不足を感じることはありません。
Apple純正の「Magic Keyboard(マジックキーボード)」が使えるので、パソコンの替わりとしても使えます。
また「Apple Pencil(第2世代)」にも対応しており、4機種の中で最もなめらかな書き心地を体験できます。
ただ、価格が他のiPadよりも高く、最新のiPad Pro 12.9インチ第5世代は、13万円近くします。
動画編集やイラストなど、高負荷の作業でなければ、iPad Airでも十分に仕事で使えます。
ちなみにiPad Proは今までに10機種発売されています。12.9インチモデルが5種類、それ以外が5種類です。
▼iPad Pro 12.9インチの種類▼
- iPad Pro 12.9インチ 2015年
- iPad Pro 12.9インチ(第2世代) 2017年
- iPad Pro 12.9インチ(第3世代) 2018年
- iPad Pro 12.9インチ(第4世代) 2020年
- iPad Pro 12.9インチ(第5世代) 2021年
▼その他のiPad Proの種類▼
- iPad Pro 9.7インチ 2016年発売
- iPad Pro 10.5インチ 2017年発売
- iPad Pro 11インチ 2018年
- iPad Pro 11インチ(第2世代) 2020年発売
- iPad Pro 11インチ(第3世代) 2021年発売
各機種の違いを書いていると膨大になるのでここでは割愛しますが、新しいものほど画面が綺麗で、動作がサクサクで、カメラ性能も高いです。
とはいえ、型落ち機種でも十分に使えるので、中古などで見かけたら購入を検討するのもアリです。
iPad Proがおすすめなのは「ガッツリ仕事で使う人」
改めてiPad Proがおすすめなのは、以下のような人です。
- イラストや動画編集など、仕事でガッツリ使う人
- できるだけ大画面のiPadがいい人
- Magic Keyboardが使いたい人
- お手頃価格のiPadが欲しい人(11インチ9.5万円、12.9インチ13万円)
もうちょっとお手頃なiPadが欲しい人は、以下3種類のiPadを検討してくださいね。
iPad Air【Proと無印の中間くらいの性能】
正直、iPad AirとiPad(無印)は、差別化が難しく、似た性能をしています。
ゴリラ
「Air(エアー、空気)」って名前つけるくらいだから、軽いんでしょ!?
と思うかもしれませんが、実際はそうでもありません。
▼最新のiPad AirとiPad(無印)の比較▼
- iPad Air(第4世代、10.9インチ):458g 69,080円〜
- iPad(第9世代、10.2インチ):487g 39,800円〜
iPad(無印)の最新機種と比べると、画面は大きい割に30gほど軽いので、確かに軽いですが、「軽い=持ち運びしやすい」ということを想定しているのであれば、293gのiPad miniの方が軽いです。
iPad Airは、iPad ProとiPad(無印)の中間くらいの性能と価格のiPadと考えるとわかりやすいです。
ちなみにiPad Airにも以下の4機種が存在します。
▼iPad Airの種類▼
- iPad Air 2013年発売
- iPad Air 2 2014年発売
- iPad Air (第3世代)2019年発売
- iPad Air (第4世代)2020年発売
iPad Airがおすすめなのは「上位のアクセサリ類が使いたい人」
iPad AirとiPad(無印)の最大の違いは、対応しているApple アクセサリです。
▼iPad AirとiPad無印の対応アクセサリ▼
- iPad Air(第4世代):Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio、Apple Pencil(第2世代)
- iPad(第9世代):Smart Keyboard Folio、Apple Pencil(第1世代)
↑Magic Keyboard
↑Smart Keyboard Folio
Smart Keyboard FolioよりもMagic Keyboardの方が、Apple Pencilも第1世代よりは第2世代の方が快適で高性能なので、それらのアクセサリを使いたい場合は、iPad Airがおすすめです。
逆に興味が薄いようであれば、iPad(無印)で良いかと思います。
- Proを買うほどではないが、iPad(無印)では少し物足りない人
- Magic Keyboard、Apple Pencil(第2世代)が使いたい人
- 大画面で動画やマンガを楽しみたい人
- 動画編集など高負荷な作業をたくさんしたいならiPad Pro
- もっと安い機種がいいならiPad(無印)
iPad(無印)【39,800円で買えるお手頃iPad】
ここまでの「iPad Pro」と「iPad Air」は、しきりに「仕事で使う」と書いてきましたが、大多数の方は仕事でiPadは使われないと思います。
iPadは「動画、映画、マンガ、雑誌、SNS、インターネット、ゲーム」など、コンテンツを消費するために使うのが一般的で、その場合はiPad(無印)で十分です。
なんといってもiPad(無印)は、Wi-Fiモデルで64GBなら39,800円で買えるのが最大の魅力です。
ちなみにiPad(無印)には、以下の9種類があります。
▼iPad(無印)の種類▼
- iPad 2010年
- iPad 2 2011年
- iPad(第3世代) 2012年
- iPad(第4世代) 2012年
- iPad(第5世代) 2017年
- iPad(第6世代) 2018年
- iPad(第7世代) 2019年
- iPad(第8世代) 2020年
- iPad(第9世代) 2021年
もちろん、仕事のために使うこともできますが、使えるアクセサリの少なさやCPU性能の不足で、100%満足に使えない可能性が高いです。
iPad(無印)がおすすめな人は
iPad AirとiPad(無印)との使い分けは、「仕事、創作活動に使うか?使わないか?」だけでOKです。
仕事にも創作活動にも使わず、映画、動画、マンガなどを楽しむだけなら、iPad(無印)で不便はありません。
- お手頃なiPadが欲しい人
- とりあえずiPadを試してみたい人
- 仕事に使う予定はなく、動画や映画、ゲームを楽しみたい人
- 動画編集やイラストなど、仕事に使う予定の人
iPad mini【持ち運びしやすくパワーもある】
ここまでのiPadは、小さくても10インチくらいのサイズでしたが、iPad miniは8.3インチと最も小さく、他と大きく差別化しています。
片手で長時間持つことができ、カバンにも無理なく入りますし、コートのポケットにも入るくらいのサイズ感が人気です。
iPad miniにも以下の6種類があります。
▼iPad miniの種類▼
- iPad mini 2012年発売
- iPad mini 2 2013〜2014年発売
- iPad mini 3 2014年発売
- iPad mini 4 2015年発売
- iPad mini(第5世代) 2019年発売
- iPad mini(第6世代) 2021年発売
iPad miniは、同世代のiPad(無印)と比べるとCPU性能が高く、仕事にも十分に使えます。
とはいえ、画面が小さいので、長時間の仕事には向いていません。Apple Pencil(第2世代)でメモやかんたんなイラストを描くのには適しています。
iPad miniがおすすめな人は
iPad miniは、スペック的には仕事にも耐えられますが、サイズ的にどうしても「動画やマンガなどのコンテンツを楽しみたい」という人におすすめになります。
通勤電車で使うなど、頻繁に持ち運ぶ人にもピッタリです。
- 持ち運びするため、軽いiPadが欲しい人
- 片手で持てるiPadがいい人
- 読書や動画視聴、ネットサーフィンなどがメインの人
- 大画面のiPadが欲しい人
- 仕事でガッツリ使うiPadが欲しい人
iPadはどこで買うとお得!?
ここまで4種類のiPadを紹介しましたが、iPadは基本的にAppleストアで買うと一番安いです。
以下で、Appleとキャリア3社のiPad(無印)の価格を比較します。
▼iPad(第9世代)64GB (セルラーモデル)▼
- Apple:56,800円
- ドコモ:60,984円
- au:58,320円
- ソフトバンク:63,360円
このように、同じ機種でもAppleで買うのが一番安いです。特にWi-Fiモデルが欲しい場合、ドコモ、au、ソフトバンクでは買えないのでAppleで買うしかありません。
逆に、セルラーモデルが欲しい場合は、ドコモ、au、ソフトバンクで買うのもおすすめです。
特にキャリアのスマホを使っている人は、iPadを格安なプランで利用できます(これはキャリアユーザーの特権と言えるくらいに、お得です)。
iPadの購入場所について、詳しくは以下の記事をどうぞ。
まとめ:iPad選びは「仕事で使うか」&「サイズ感」
4種類のiPadについて説明しましたが、結論は以下のようになります。
▼4種類のiPadの違い▼
- iPad Pro:仕事でガシガシ使う人
- iPad Air:Proと無印の中間くらいのスペックがいい、上位のアクセサリ類が使いたい人
- iPad(無印):仕事には使わず、動画やマンガメインの人
- iPad mini:持ち運んで使うことが多い人
基本的には「仕事で使うかどうか?」が大きな差になります。中でも「動画編集」や「イラスト」のような負荷の高い作業をするかどうかで判断していきましょう。
いままでiPadを買ったことがない人は、とりあえず「iPad(無印)」を買って試してみるとよいでしょう。
またキャリアのiPhoneを使っている人は各社のオンラインストアで探してみてくださいね。お得なプランに加入できます。
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