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ドラマParavi『部長と社畜の恋はもどかしい』(テレビ東京系)が1月5日(水)にスタート。累計100万ダウンロードを超える人気漫画をドラマ化した本作で、三度の飯よりも仕事が大好きな“社畜OL”の主人公・丸山真由美役(通称:まるちゃん)を演じる中村ゆりかさんと、そんなまるちゃんが恋に落ちる“定時に上がる”ことをモットーとして働く堤司治役の竹財輝之助さんにお互いの印象や現場での雰囲気を聞きました。

 

◆まず、お互いの印象を教えてください。

中村:ご一緒すると聞いてから、竹財さんが出演している作品を拝見させていただきました。最近は悪い役を演じられていたので怖い方なのかなと不安な部分もありましたが、実際にお会いしてみたらすごく柔らかい方で安心しました。同じ目線に立ってお話をしてくださるので、身を委ねて一緒にお芝居ができています(笑)。

 

竹財:第一印象は、「ちっちゃっ」て思ったのが大きかったです。もう少し背が高い方だと思っていたので、そのギャップにやられてしまいました(笑)。お会いした瞬間に「かわいい」と素直に思いましたね、そういうギャップに男は弱いので(笑)。僕も映像を通してでしか中村さんのこと知らなかったんですけど、多面性がある方だなと思います。きれいに見える時もあるし、かわいく見える時もあるし、すごく魅力的な女優さんだなと。一緒にお芝居していても楽しいですし、表情がコロコロ変わるところがとてもすてきだなと思いました。

中村:うれしいですね、ありがとうございます(照)。

 

◆今回、中村さんは“社畜OL”という役に挑戦しますが、演じる上で心掛けていることはありますか?

中村:まるちゃんは、ほんとにエネルギーたっぷりで明るい女の子なので、しっかり説得力を持っていきたいなという気持ちがあります。まるちゃんのファッションも少し原作とは変えていて、原作はブラウスにOLっぽいきちんとした服を着ていたりするんですけど、ドラマではもう少しカジュアルに、ニットやロングスカートなどでふんわり女子を演出して柔らかい雰囲気を出せるように努力しています。

竹財:まるちゃんは萌袖ばっかり着ているのですが、それがもう…たまらんです(笑)。実際、萌えポイントとしてドラマで取り入れているかは分からないのですが、僕にとってはすっごく萌えポイントで(笑)。たぶんスタイリストさんが男心を分かっているんでしょうね…ずるいなって思います(笑)。

 

◆竹財さんは、今回の役を演じる上で心掛けていることはありますか?

竹財:僕は基本的に、原作があるものに対しては原作に寄せていくスタイルでやっていて、今のところあまり堤司部長の内面をまだ見せてないのですが、冷たい人間、怖い人間、堅物、堅いというイメージで演じています。とはいえ、お芝居は人とコミュニケーションをとって作っているので、そこでの発見も大事にしていこうと思っています。ただ実を言うと、僕はクール系の役をあまりやった事がなく…そういう役が得意なほうではないんです。むしろ苦手というか。今も試行錯誤しているのですが「この芝居、成立しているかな」って少し不安に思っているところです(笑)。

中村:そうですか? 私が言うのも変ですけど、竹財さんの演技はすごくナチュラルで堤司部長そのものだなと思います。スッと入り込む感じがすごくあって。初めて演じたということがうそなんじゃないかなってくらい本当に自然体で…“存在しているな”と思います。

竹財:(照)。…頑張ります!

 

◆撮影現場の雰囲気を教えてください。

中村:現場はほのぼのしていて、居心地のいい空間だなと私は感じています。竹財さんが本当に柔らかい方で、しゃべり方とか口調とかもおっとりされているので「すてきだな~」と思いながら声を聞いて癒やされたりしています、勝手に(笑)。まだ始まって浅い時間しかたっていないので、これから多くの時間を現場で過ごしながら、何か楽しい思い出ができたらなと思います。

竹財:中村さんが言ったように、今のところ現場はほのぼのしています。これから追い込まれてくるとどうなるのかは分かんないですけど(笑)。本当にスタッフさんたちに恵まれているなと実感しますね、ほのぼのした空気を作ってくれつつも、仕事はしっかりやりきる感じで。実際、あんまり(時間が)押してないよね?

中村:そうですね。何なら巻いていますね! 昨日とかも2時間巻きとかで進んでいましたし。

竹財:そうだよね~。

中村:おかげさまで、竹財さんとすぐ帰ることができました(笑)。

竹財:「さみい、さみい~」って言ってね(笑)。

 

◆今回、“ムズキュン”な2人の姿が見どころだと思いますが、今回演じるお互いの役はご自身の好きなタイプに当てはまりますか?

竹財:そうですね~まるちゃんはかっこいいですからね。かっこいいし、かわいいし、萌袖だしずるいなって思う(笑)。仕事もバリバリできるし。でも仕事だけじゃなく恋愛脳もちゃんと持っていて切り替え上手でもあるので、そんなところも魅力だなと思います。

中村:堤司部長は言葉が足りないところがあって、本音をもうちょっと出したら、素直に女性は受け止めて接することができるのに、それができないんです(笑)。ちょっと不器用なところにむずがゆさを感じることもありますが、逆に本音が知ることができた時のギャップにはとても萌えます。すごいポーカーフェースだけど、実は甘え癖があるとか、そういうギャップがいいなと思います。

 

◆お互いの役で“一番キュンとしたポイント”はどこでしょうか。

中村:堤司さんは、表情を表に出さないでかっこいい表情をずっとしているから、それが崩れた時とかはすごいキュンとすると思いますね。やはりそんなギャップが、女の子の心をわしづかみするポイントなのかなと。

竹財:僕は “彼パーカー”です、あれはけしからんですね(笑)。衣装合わせの写真をちょっと見せてもらっただけでまだ写真でしか拝見してないんですけど「え? 膝上20センチくらいいってない? ギリギリじゃない?」っていう長さで。僕らの世代は特に“彼女が彼氏のワイシャツを着る”みたいなのが昔から憧れだったりするのでドキドキしました。あれを女性に無意識にされると、99%の男性はやられるんじゃないかなと思います(笑)。

 

◆もし、恋人が社畜または定時で帰ってくる人であった場合、お2人はどう思いますか?

中村:毎回定時で帰ってきてくれるというのは、自分の生活のリズムなどに合わせて一緒に生活できるので安心できると思うんですけど…、私は「もうちょっと自分の時間を使いたい」とか、「一人の時間が欲しいな」って思ってしまうかもしれません(笑)。まだそういう経験したことないから、あまり分からないんですけど(笑)。

竹財:彼女がそういうふうに頑張っている姿を見てしまうと、のちのちでしょうが堤司部長のように応援する体制になるのかなと思います。「社畜でいたければ健康でいろよ」と。僕は人に関して、わりと同調するところに幸せを感じるよりも、「僕と違うんだ」ってところに幸せや魅力を感じるほうなので、「よろこんで社畜になってください」と言いたいですね(笑)。ただし、体は壊さないように。実際、まるちゃんは無理しすぎちゃうところがあって、限界を超えて働いちゃうところもあるので、そこは心配しています。自分の限界は知っていてほしいかなと思います。

中村:確かにそうですね。責任感が強いのはすごく頼もしいとは思うけどフルパワーで仕事して、食事も睡眠も不規則になるのは「ちょっと危ないな」って、まるちゃんのことが心配になりましたから。

 

◆では、最後にドラマの見どころを教えてください。

竹財:ドラマの中では、ファッションもそうだしいろんな表情をしてくれるまるちゃんも見られるので、きっと楽しめると思います。かっこいいまるちゃんも見られるし、ちょっと変身しちゃうまるちゃんも見られるし、理想の彼女的なまるちゃんも見られるし(笑)。かわいいまるちゃんの変幻自在な部分を楽しんでいただければと思います。

中村:うれしいですね~(笑)。

竹財:堤司部長については…、気持ち悪いと思わないでいただきたいです(笑)。

中村:あはは(笑)。

竹財:今はまだ、僕自身どうなるか分かんないんです、本当に(笑)。でも、世の男性も表には出さないですけど、そういう恋愛に対して子供らしい部分を皆持っていると思うんで、そのあたりにも共感していただけるならありがたいなと思います。

中村:私も竹財さんの今回の役柄を素直に楽しみにしています。全然気持ち悪くも思わないし、すごい愛嬌がたっぷりというか、新しい竹財さんの愛されるキャラクターが生まれるんじゃないかと思うと今から本当に楽しみですね。あとは、オフィスラブコメディなので、実際にオフィスで働いてる方も共感できると思うし、スリルな社内恋愛に憧れを持っている人にも楽しんでいただけるのではないかなと思います。タイトルに社畜が入っていますが、その社畜の闇もあぶりだされたり、そういった現代社会の厳しい現実に直面しつつも、まるちゃんと堤司部長の予想外のところですれ違ったりするムズキュンな部分もあるので楽しみにしていてほしいです。
個性豊かなキャラクターも多くて、毎回現場で刺激をいただいたりしているので現場もパッと明るく盛り上がりますし、そういった現場のよい空気感も見ている方々に伝わったらなと思います!!

『部長と社畜の恋はもどかしい』©テレビ東京©志茂・ぶんか社/「部長と社畜の恋はもどかしい」製作委員会

 

PEOFILE

中村ゆりか
●なかむら・ゆりか…1997年3月4日生まれ。O型。神奈川県出身。主な出演作に「映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」、ドラマ『痴情の接吻』『言霊荘』など。

●hair&make/田中陽子 styling/高木かなえ 衣装協力/CLANE、marina JEWELRY

 

竹財輝之助
●たけざい・てるのすけ…1980年4月7日生まれ。O型。熊本県出身。主な出演作に「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」、『ナイト・ドクター』『にぶんのいち夫婦』など。

●hair&make/大野彰宏(ENISHI) styling/大石裕介 衣装協力/イキジ

 

番組情報

ドラマParavi『部長と社畜の恋はもどかしい』
2022年1月5日(水)スタート
テレビ東京系
毎週(水)深0・30~1・00

番組公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/shachikoi/
公式Twitter:@tx_shachikoi
組公式 Instagram:@tx_shachikoi

©テレビ東京
©志茂・ぶんか社/「部長と社畜の恋はもどかしい」製作委員会

●text/斉藤采花、緒方ななみ