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古来、君主の座には徳のある者がつくべきであり、より相応しい者が現れれば、すぐにでも譲るのが美徳とされてきました。「あなたこそ皇位に相応しい。さぁ、臣下の礼をお受け下され」しかしそこは有徳者ですから、権力の座に跳びつくような軽挙妄動には及ばず、慎ましく固辞するのがお約束。「いえいえ、民のためなら地位を顧みぬほど民思いなあなたこそ、やはり皇位に相応しい……」通常であれば、しばしそんなやりとりの末に「そこまでおっしゃるなら、僭越ながら……」と皇位を譲る 全文
Japaaan 01月07日 08時29分