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 2021年11月5日に発売が予定されている「コール オブ デューティ」シリーズの最新作「コール オブ デューティ ヴァンガード」PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)。9月10日〜13日,16日〜20日にオープンβテストが実施予定だが,それに先立ってインフルエンサーとメディア向けの先行プレイイベントが行われたので,その模様をお届けしたい。

画像集#006のサムネイル/「コール オブ デューティ ヴァンガード」マルチプレイモードのインプレッションをお届け

 「コール オブ デューティ ヴァンガード」は,2017年に発売された「コール オブ デューティ ワールドウォーII」以来となる第二次世界大戦が舞台のシリーズ作品だ。キャンペーンモードでは世界中の戦線で戦う4人の兵士の活躍が描かれる。

 今回のマルチプレイでは,新たに搭載された「パトロール」のほか,「ドミネーション」「チームデスマッチ」「KILL CONFIRMED」という4つのモードをプレイできた。マップは「GAVUTU」「Hotel Royal」「Red Star」「Eagle’s Nest」の4つ,さらにそれぞれゲームの規模が違う「タクティカル」「アサルト」「ブリッツ」が用意されており,同じゲームモードでも違ったプレイフィールとなっていた。以下,それぞれを詳しく紹介しよう。

タクティカル,アサルト,ブリッツ,一味違う戦いが楽しめる戦闘ペースシステム

 タクティカル,アサルト,ブリッツはゲームモードではなく「Combat Pacing」(戦闘ペース)という区分となっており,それぞれプレイ可能人数が異なる。

・タクティカル
 コール オブ デューティシリーズではオーソドックスなスタイルである,6対6で遊べる戦闘ペース。少人数による緊張感のある戦いが楽しめる。

・アサルト
 20人〜28人による戦いが繰り広げられる戦闘ペースだ。タクティカルよりも敵が多くなるため,より激しい戦闘が楽しめる。

・ブリッツ
 さらに規模が大きくなり,28人〜48人でプレイする戦闘ペースとなる。最大24対24の戦いはもはや大規模と言っても差し支えないだろう。そこかしこに敵がいて,息つく暇もない戦いとなる。

各戦線をテーマにしたマップ

 マップについては細かい説明がなかったため,筆者の所見と名称から推察した説明になる。ゲームとは少し設定が違うかもしれない点をご了承いただきたい。

・GUVUTU
 太平洋戦線,ソロモン諸島にある小さな島であるガビューチュ(GAVUTU)が舞台のマップと思われる。亜熱帯的な植生のジャングルがあり,海岸線には強襲揚陸艦や上陸用舟艇が残されている。トーチカといった防御施設,建物もあるが,そこまで広くはなく,戦いの舞台は主に野外となる。パトロールとドミネーションがプレイできた。

画像集#002のサムネイル/「コール オブ デューティ ヴァンガード」マルチプレイモードのインプレッションをお届け

・Hotel Royale
 ホテルを舞台にした屋内戦マップ。ありふれた名前のホテルのため,場所が分かりづらいが,マップ外にエッフェル塔などが確認できることから,パリの解放時における戦闘がベースになっているようだ。入り組んだ構造となっており,近距離戦が起こりやすいが,メイン通路などは中距離戦が展開される。テラス,屋上の2層構造になっており,油断していると天窓から撃たれるなど,立体的な戦闘が起こりやすい印象だ。チームデスマッチとKill Confirmedがプレイできた。

画像集#004のサムネイル/「コール オブ デューティ ヴァンガード」マルチプレイモードのインプレッションをお届け

・Red Star
 スターリングラード攻防戦を舞台にしたマップ。中央に“バルマレイの泉”があり,広場を中心とした3つの建物での攻防が繰り広げられる,今回の先行プレイでは最大のマップだ。少人数では広すぎるので,アサルトかブリッツで楽しむのがよさそうだ。パトロールとドミネーションがプレイできた。

画像集#005のサムネイル/「コール オブ デューティ ヴァンガード」マルチプレイモードのインプレッションをお届け

・Eagle’s Nest
 ヒトラーの山荘とも呼ばれているケールシュタインハウスを舞台にしたマップ。Eagle’s Nestは米軍が名付けた呼称だ。ドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」で,第101空挺師団が攻略した場所である。
 基本は屋内での戦闘だが,Hotel Royaleより狭く,多層構造ではないため,シンプルな銃撃戦が楽しめる。チームデスマッチとKill Confirmedがプレイできた。

画像集#001のサムネイル/「コール オブ デューティ ヴァンガード」マルチプレイモードのインプレッションをお届け

動く陣地を確保し続けるゲームモード「パトロール」

 パトロールモードは,マップの決まった順路をゆっくりと動くパトロールポイントを確保し続け,一定のポイントに到達すれば勝ちというルールのモードだ。目標が移動を続けるため,守りづらく,戦闘が起きるポイントが変わり続けるので,どこでどう戦うかが重要になりそうだ。タクティカルだと緊張感がある戦いが,ブリッツになると大人数でのぶつかり合いが起こり,それぞれ違った味が楽しめる。

 今回の先行プレイは限られた時間だったものの,CoDシリーズの銃撃戦の楽しさは健在で,よりリアルな戦闘が楽しめるといった印象だ。武器のカスタマイズも豊富で,自分のプレイスタイルに合ったセッティングができる。PlayStationプラットフォーム向けは9月10日〜13日,全プラットフォーム向けは9月16日〜20日にオープンβテストが実施されるので,実際にその目で確かめてみてほしい。