きのう夜、東京などで震度５強を観測する地震があり、各地で水道管が破裂するなどしました。
きのう午後１０時４１分ごろ、最大震度５強を観測する地震がありました。震源地は千葉県北西部、震源の深さは７５キロ、地震の規模を示すマグニチュードは５．９でした。この地震で、東京・足立区、埼玉県川口市と宮代町で震度５強、また、東京・大田区や町田市、横浜市や千葉市などで震度５弱を観測しました。
この地震の影響で、千葉県木更津市で８０代の女性が右足を骨折するなど各地でけが人がでました。また、東京・世田谷区や目黒区、表参道など複数の地域で水道管が破裂し、道路に水があふれたほか、東京・足立区の駐車場のスプリンクラーが壊れ、消化剤とみられる泡が吹き出し、一時、泡が車道をふさぐなどの被害がでています。
東京大学 古村孝志教授
「震源の場所と深さから考えると、関東の下に沈みこんでいる太平洋プレートの中で起きた地震か、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界でおきた地震のどちらか。地震の規模は比較的大きく、東京の首都圏の直下でおきた地震なので、真上からかなり広い範囲で揺れを感じた」
気象庁は、今後１週間程度は同じような揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。