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東京で10年ぶり震度5強 帰宅困難に 駅やタクシー乗り場は行列
10年ぶりに震度5強を観測した東京では、帰宅困難者が続出しました。
地震直後の首都高。揺れの大きさに、車は走行することができません。
記者
「東京・世田谷区です。とても激しい揺れを感じています」
東京23区内で震度5強を観測するのは、実に東日本大震災以来、10年ぶり。揺れは首都圏の交通網を直撃し、多くの帰宅困難者がでました。
これは、品川駅構内の地震発生直後の様子です。一時停電したもようで、乗客は身動きがとれません。JR・私鉄ではダイヤが大幅に乱れ、東京駅など主要駅ではタクシー乗り場に行列ができました。
「京王線に乗っていて、走っているときに急ブレーキ。最悪の場合歩いて帰るしかない」
記者
「首都高3号線ですが、上り渋谷方面に向かう車は大渋滞して全く動いていません」
さらに、大きな被害が出たのは水道管です。千葉県市原市では橋を通る水道が破裂し、水が噴出しました。
記者
「足立区の交差点です。道路の真ん中で水道管が破裂して、かなりの範囲で冠水してしまっています」
水道管の破裂は、都心の表参道をはじめとして各地で発生。東京都水道局によりますと、都内30か所で確認されたということです。
「こんなところで被害が出るんだ」
目黒区では、水があふれる水道管の中に作業員が体をいれ、止水する姿もみられました。
記者
「水が止まりました」
さらに一部地域では停電も起きました。新宿区では、街は真っ暗になりましたが・・・
記者
「今、ちょうど電気つきましたね」
東京電力によりますと、都内では新宿区を中心におよそ250軒が停電しましたが、すぐ復旧したということです。