もっと詳しく

<p>愛子さま成年の行事で注目 皇室とティアラ | NHKニュース</p><p>20歳の誕生日を迎えられた天皇皇后両陛下の長女の愛子さま。 5日には成年の行事に臨まれました。 ロングドレス姿の正装でひときわ目を引いたのが光り輝く髪飾り、ティアラでした。 女性皇族を華やかに彩る皇室のティアラ。 歴史を取材すると特別な役割も見えてきました。</p><p>【NHK】20歳の誕生日を迎えられた愛子さま。ひときわ目を引いたのが光り輝く髪飾り、ティアラ。歴史を取材すると特別な役割も見えてき…</p><p>大正天皇の后の貞明皇后、昭和天皇の后の香淳皇后、上皇后さまへと、事実上、受け継がれました。 皇室のティアラで最も格式が高いとされ、上皇后さまは、平成2年の上皇さまの即位に伴うパレードや天皇陛下のご成婚にともなう「朝見の儀」など格式の高い場面で着用されました。 そして、おととし11月の天皇陛下の即位にともなうパレードでは、皇后さまがつけられました。 宮内庁に情報公開請求した「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」の資料には、「皇后陛下御正装の装身具類」として「御冠(ダイヤ)A型」「御冠(菊型)B型」という記載がありました。 皇室のファッションに詳しい、歴史文化学研究者の青木淳子さんによりますと、「A型」が、「第一ティアラ」、「B型」は「第二ティアラ」と呼ばれるものだといいます。 過去の上皇后さまの映像では、「B型」とみられる菊の花があしらわれたティアラを、平成10年(1998年)、デンマーク訪問の際の晩さん会などで着用されていました。 また、平成18年(2006年)、タイの国王の祝賀式典の際には、これとは別のティアラをつけられています。 青木さん 「宮内庁が正式に公表しているわけではありませんが、上皇后さまは『皇后のティアラ』を3種類使われていました。通称『第一ティアラ』は、ダイヤモンドで装飾された王冠型です。明治時代から5代の皇后に継承されていて、格式の高い場面で必ず着用されています。 『第二ティアラ』は中央に菊という天皇家を象徴するモチーフがあります。海外の晩さん会でも、日本らしさをアピールできるデザインです。 『第三ティアラ』は唐草模様が優雅なデザインで、秩父宮妃がお使いになっていたものと大変よく似ています。『皇后のティアラ』は、皇室という存在の証しと言っていいと思います」 女性皇族のティアラの役割は おととし行われた、天皇陛下の「即位の礼」の儀式のひとつ、「饗宴の儀」には、皇后さまをはじめ出席した女性の皇族方はいずれもティアラを着用して臨まれました。 また、海外の王室から招かれたスペイン王妃やオランダ王妃などもティアラをつけたドレス姿でした。</p>