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<p>東京五輪 サイバー攻防戦(下)4億5千万回のシグナル|サイカルジャーナル|NHK NEWS WEB</p><p>東京五輪の大会組織委員会は大会終了後、開催期間中だけで、通信の遮断が必要な4億5000万件もの不審なアクセスがあったと発表した。脅威は目前に迫っていた。</p><p></p><p>膨大な数の攻撃だが、中西さんは「これくらいは来ると予測していた。想像の範囲内だった」と指摘する。 組織委のセキュリティー担当者が勤務する「テクノロジーオペレーションセンター」。 セキュリティーチームは、大会までに繰り返し訓練や監査を行うことはもちろん、特に重大な被害を及ぼすシステムの「管理者権限」は絶対に奪われないよう、防御を固めた。 高度なスキルを持つホワイトハッカーたちの集団、通称「レッドチーム」に、実際にシステムを攻撃してもらう訓練も行ったという。 最新の攻撃手法を駆使した高度なサイバー攻撃のなかには、何重にも張り巡らされた防御網をかいくぐるものもあったという。 「どんな高度な攻撃でも、事前の偵察や調査が行われますが、そういったものはきっとあったんだろうと思います。ただ、最終的にシステムの根幹に入り込み、管理者権限のアカウントを取るとろこまでは至らなかった。これは、時間をかけて準備をしてきた結果だと受け止めています」。 この経験を未来へ</p>